日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、A4インクジェット複合機「Officejet 150 Mobile AiO」を7月に発売する。価格は36,960円。
リチウムイオンバッテリを標準装備したコンパクトな複合機で、フル充電時で最大500枚のプリントが可能。
同社では、「世界初のモバイルオールインワンプリンタ」としている。5月に中国で開催されたプライベートショウで公開され、国内発売が注目されていた。
2.36型のタッチスクリーン液晶を備えており、据え置き型の複合機に近い操作性を持つ。
インターフェイスはUSBとBluetooth 2.0で、SD/MMCスロットやUSBメモリ用端子も備える。SDメモリーカードやUSBメモリからのダイレクトプリントも可能。
インクカートリッジは、標準では顔料系ブラック+染料系3色の4色。片方のインクが切れた場合でも印刷できるインクバックアップ機能も備える。
インクカートリッジは、据え置き型プリンタと同じ大容量タイプを使用し、A4で約560枚のカラー文書が印刷できる。また、オプションで6色フォトインクも用意される。印刷速度はモノクロが5枚/分、カラーが3.5枚/分。
600dpiのスキャナ機能も備えており、メモリへのスキャンや、コピー機能も備える。
ACアダプタは、自社のノートPCと同じ仕様で、出張時は兼用して荷物を減らすことができる。本体サイズは350×171×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.1kg。
(2012年 6月 20日)
[Reported by 伊達 浩二]