日本マイクロソフト株式会社は6月1日(米国時間5月31日)、次期OS「Windows 8」のRelease Preview版を公開した。日本語を含む14の言語でダウンロード提供している。
Windows Vista/7などからインストールするためのセットアップファイルが用意されており、現在使っているPC環境にインストールするためのファイルが自動的にダウンロードされる。また、ISOファイルも用意され、ダウンロード容量は64bitが3.3GB、32bit版が2.5GBとなっている。
システム要件はWindows 7とほぼ同等で、1GHz以上のプロセッサ、1GB(32bit版)または2GB(64bit版)のメモリ、16GB(32bit版)または20GB(64bit版)以上のシステムディスク空き領域、およびDirectX 9準拠(WDDMドライバ付き)のグラフィックス機能となっている。
タッチを使う場合は、タブレットまたはマルチタッチに対応しているディスプレイが必要なほか、スナップ機能の利用には1,366×768ドット以上の解像度が必要。また、Windows Storeを使う場合は1,024×768ドット以上の解像度とインターネットアクセス環境が必要になる。
2011年9月に公開された最初のプレビューリリース以来、多くのフィードバックを得て、「何百もの目に見える変更と、何万もの内部的な変更」を行なったという。
Release Previewの次は最終バージョンとなるRTM(Release to Manufacturing)のリリースを予定しており、これに向けて今回のフィードバックを反映し、インストールプロセスの改善、セキュリティとプライバシーの確保、信頼性と応答性の改善、デバイスやソフトウェアの互換性問題の解決、Windows Updateプログラムの提供、新しいハードウェアへの対応などを行なっていく。
また、6月2日より、「Windows 8優待購入プログラム(Windows Upgrade Offer)」を世界131カ国で開始し、2013年1月31日までの間に、対象となるWindows 7 PC、またはDSP版を購入したユーザーに対し、Windows 8 Proを1,200円(14.99ドル)で提供する。
DSP版の対象はWindows 7 Home Premium、Professional、Ultimateのいずれか。また、2013年2月28日までに専用Webサイトで申し込みする必要がある。
【21時30分追記】対象エディションを追加しました。
(2012年 6月 1日)
[Reported by 劉 尭]