富士通株式会社は、2012年夏モデルとして同社初のUltrabook「LIFEBOOK UH」シリーズを5月17日より順次発売する。価格はオープンプライス。
2モデルが用意され、上位の「UH75/H」は第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載予定、下位の「UH55/H」はCore i3-2367M(1.40GHz)を搭載。
筐体はそれぞれ別で、薄さや重量は異なる。共通の特徴として、高速処理用のキャッシュSSDを標準搭載。またDTCP-IPに対応し、レコーダ(DLNA、DTCP-IP対応製品)などで録画したTV番組をネットワーク経由で再生できる。
●約9.1時間駆動の14型「UH75/H」LIFEBOOK UH75/H サテンシルバー |
UH75/Hは、Made in Japanで上位構成の製品。最厚部で約15.6mmという薄型で、13.3型相当の筐体幅(327mm)に14型ワイド液晶を搭載。また、天板加圧200kgfなどの堅牢性を備えている。このほか、キートップの中央が凹んだ形状で指に沿いやすくした独自キーボードを採用する。
バッテリ駆動時間は約9.1時間。本体サイズは327×225×9~15.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.44kg。
CPUおよびチップセットは今後発表予定の第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載予定。発売時期と実売価格も未定。本体色はサテンレッド、サテンシルバーの2色。
そのほかの仕様は、メモリ4GB(交換不可)、HDD 500GB+キャッシュSSD、1,366×768ドット表示対応14型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。
インターフェイスはUSB 3.0×2(1ポートは電源OFF充電対応)、USB 2.0、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、WiMAX、HDMI出力、SDカードスロット、100万画素Webカメラ、指紋センサー、音声入出力などを備える。
直販モデルでは、メモリ8GB、SSD 128GB/256GB、Windows 7 Professional、ノングレア液晶、Bluetooth 4.0の有無、ポートリプリケータなどを選択できる。
エントリーモデルのUH55/Hは、5月17日発売で、店頭予想価格約10万円強の見込み。本体色はアルマイトレッド、アルマイトシルバーの2色。
こちらは指紋センサーが無く、Office 2010はPersonal版、最厚部18mm、重量約1.6kg、バッテリ駆動時間約6.5時間などのスペックで価格を抑えている。本体サイズは323×234×18mm(同)。
LIFEBOOK UH55/H アルマイトレッド | LIFEBOOK UH55/H アルマイトシルバー |
主な仕様は、Core i3-2367M(1.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(交換不可)、HDD 320GB+キャッシュSSD、Intel HM76 Expressチップセット、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium、Office Personal 2010を搭載。
インターフェイスはUSB 3.0×2(1ポートは電源OFF充電対応)、USB 2.0、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、WiMAX、HDMI出力、SDカード/メモリースティック対応スロット、100万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
(2012年 5月 9日)
[Reported by 山田 幸治]