2011年の国内PC市場は4%増、タブレットは2.6倍の138万台~GfK調べ

2月15日 発表



 ジーエフケーマーケティングサービス ジャパン株式会社(GfK)は15日、2011年の国内家電、IT市場の販売動向を発表した。家電市場全体の市場規模は8兆5,000億円。省電力製品などの需要が高まり、インターネット通販の販売が拡大し7.5%となった。

 PC市場は前年比4%増の1,504万台。リテール市場は6%増の670万台だった。一方で販売金額は前年比6%減となった。GfKでは、平均価格が下落し、買い換えや買い増しの需要を喚起したとみている。

 タブレット市場は前年比160%増の138万台。このうち量販店/インターネット市場が68万台だった。iPad 2が好調だったほか、夏以降にAndroid搭載製品が増加し、市場が拡大した。

 PC用ディスプレイは前年比4%減の380万台。うち、リテール市場は同5%減の92万台。大画面製品への買い換え需要が一巡し、2010年に続いてマイナス成長になった。市場傾向は大画面化に続いて、LEDバックライト搭載製品、3D対応製品が増加し、LEDバックライト搭載製品の構成比は2010年の12%から40%へ拡大した。

(2012年 2月 15日)

[Reported by 山田 幸治]