2月8日 発表
株式会社MM総研は8日、2011年の国内PC出荷実績について調査し、結果を発表した。出荷台数は前年比3%減の1,481万4千台、出荷金額は前年比14%減の1兆1,676億円となった。
2011年は東日本大震災やタイ洪水に伴うHDD生産減少などの影響を受け、マイナス成長となった。出荷金額は、主力であるA4ノート単価が競争激化により下落し、平均単価は7.9万円と2010年と比較すると1万円減少した。
個人向けではA4ノートの単価下落や大震災後の消費行動の変化(巣ごもり消費)により、前年比3.6%増の772万7千台を出荷。一方、法人向けは2010年にあった文教分野での特需の反動や円高による投資意欲の減退により、前年比9.2%減の708万7千台となった。
メーカー別シェアでは、正式に持ち株会社が発足したNECレノボがシェア25.7%で首位。2位は18.4%の富士通、3位は12.9%の東芝、6位は6.5%のソニーで変わらないが、4位は日本HP(9.4%)となり、デル(9.3%、5位)と僅差で順位が入れ替わった。また、アップルも出荷台数で2010年の54万5千台から73万台に増え、日本エイサーと順位を入れ替え7位となった。
メーカー別シェアの推移(出典:MM総研) |
(2012年 2月 8日)
[Reported by 劉 尭]