ソニー、大画面ノートPCの2011秋冬モデル
~VAIO Eシリーズに17.3型モデル追加

17.3型のVAIO EJシリーズ ブラック

10月8日 発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、大画面ノートPCの2011年秋冬モデルを10月8日より発売する。価格はオープンプライス。

 今回の新製品は、CPUやHDDなどを強化。新たに「VAIO E」シリーズにVAIOオーナーメード限定の17.3型モデル「EJ」シリーズを追加した。

●VAIO E

 A4スタンダードのVAIO Eシリーズは、15.5型/IntelのEHシリーズ、15.5型/AMDのELシリーズ、14型/IntelのEGシリーズを店頭モデルとして発売。いずれもWindows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載する。

 EHシリーズは3モデル。上位2モデルはホワイト、ブラック、ピンクの3色が用意される。

15.5型VAIO E ホワイト15.5型VAIO E ブラック15.5型VAIO E ピンク

 上位の「VPCEH29J」は、Core i5-2430M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 640GB、Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応15.5型ワイド液晶を搭載。店頭予想価格は13万円前後の見込み。

 中位の「VPCEH28FJ」は上記からDVDスーパーマルチドライブに変更し、店頭予想価格は12万円前後の見込み。下位の「VPCEH26FJ/W」(ホワイト)は、VPCEH28FJからCPUをCeleron B840(1.90GHz、ビデオ機能内蔵)に変更し、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

 ELシリーズは「VPCEL25FJ/W」の1モデル。主な仕様は、AMD E-450(1.65GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.5型ワイド液晶などを搭載し、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

14型VAIO E ホワイト14型VAIO E ブラック14型VAIO E ピンク

 EGシリーズは「VPCEG14FJ」(3色)の1モデル。Celeron B840、メモリ4GB、HDD 640GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応14型ワイド液晶などを搭載し、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

 いずれもVAIOオーナーメードのカスタマイズが用意される。


17.3型 VAIO EJシリーズ ホワイト

 17.3型のEJシリーズは、VAIOオーナーメード限定の「VPCEJ2AJ」を発売。最小構成の価格は58,800円。ディスプレイ解像度は1,600×900ドット固定、CPUはPentium B950からCore i5-2520M、メモリ/HDD容量、光学ドライブ、ソフトウェアなどを選択できる。

 また、VAIOオーナーメードでは14型/AMDの組み合わせのEKシリーズも用意。CPUはAMD E-450、ディスプレイは1,366×768ドット表示対応14型ワイド、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ固定で、メモリ/HDD容量、ソフトウェアなどを選択できる。最小構成の価格は39,800円。

●VAIO F

 16.4型の「VAIO F」シリーズは、3D立体視モデルが夏モデルを継続。TV無し/フルHD液晶の「VPC238FJ/BI」(ブラック)、TV内蔵の「VPC237FJ/S」(シルバー)の2モデルを発売。CPUなどが強化された。

 OSはWindows 7 Home Premium(SP1、64bit)を搭載し、Office Home and Business 2010がプリインストールされる。

VPCF238FJ/BIVPC237FJ/S

 VPCF238FJ/BIは、Core i7-2670QM(2.20GHz)、メモリ8GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、GPUにGeForce GT 540M(1GB)、BDドライブ、1,920×1,080ドット表示対応16型ワイド液晶、Adobe Photoshop Elements 9、Premiere Elements 9をプリインストール。店頭予想価格は22万円前後の見込み。

 VPC237FJ/Sは、Core i5-2430M(2.40GHz)、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、GeForce GT 520M(512MB)、BDドライブ、1,600×900ドット表示対応16.4型ワイド液晶、地デジチューナ(長時間ダブル録画)を搭載。店頭予想価格は16万円前後の見込み。

 インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0×2、USB 2.0×1、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 3.0+HS、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDXCカード/メモリースティックデュオ対応スロット、131万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

●VAIO C

 15.5型の上位機「VAIO C」シリーズは、従来の2モデルから「VPCCB38FJ」の1モデルに集約された。秋冬モデルではCPUとHDDを強化。

VAIO Cシリーズ

 筐体はオレンジ、ピンク、グリーン、レッドの4色が集光材、ブルー、ホワイト、ブラックが透明プラスチック。店頭モデルは、オレンジ、ブルー、ピンク、ホワイトの4色、そのほかはVAIOオーナーメードで選択できる。

 主な仕様は、Core i5-2430M、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、BDドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は14万円前後の見込み。

 インターフェイスはUSB 3.0×1、USB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDXCカード/メモリースティックデュオ対応スロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 Eシリーズとの差別化として、Intel Wireless Display(WiDi)に対応するほか、VAIOオーナーメードで14型(CAシリーズ)/15.5型(CBシリーズ)の液晶サイズや高解像度パネル、Core i7-2640M、Radeon HD 6630M/6470Mなど上位の構成が選択できる。

 秋冬モデルでは新デザインとして、女性向けのエレガントフラワー、さざ波を表現したというモダンジオメトリックを追加した。

 また、15.5型/BDドライブ搭載モデル用オプションとして、裸眼3D立体視のパネル「VGP-FL3D15B」を用意。2011年春モデル以降の15.5型VAIO CBシリーズで使用できる。発売は10月22日、直販価格は12,800円。内蔵Webカメラで顔の位置を認識し、最適な立体映像に調節する機能を持つ。対応する3Dコンテンツは、Blu-ray 3D、MPO形式の写真。

エレガントフラワー(15.5型)モダンジオメトリック(15.5型)VGP-FL3D15B

(2011年 9月 27日)

[Reported by 山田 幸治]