ASUSTeK、Intel X58搭載の最上位マザー「Rampage III Black Edition」

Rampage III Black Edition

発売中
価格:オープンプライス



 ASUSTeK Computerは、Intel X58 Expressチップセットを搭載したマザーボード「Rampage III Black Edition」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は54,000円前後の見込み。

 ゲーミング向けブランドR.O.G.(Republic of Gamers)シリーズに属するマザーボードの中で最上位に位置づけられるモデル。ブラックを基調としたデザインを採用するほか、オーバークロック用に設計された電源回路やオリジナル機能を搭載する。

 有線LANとオーディオ機能を1枚のPCI Express x1カードに収めた「ThunderBolt」が付属。カード上に、ネットワーク処理のオフロードなどが行なえるNPU(Network Processing Unit)「Killer E2100」と、C-Media Clectronics製のオーディオチップ「CM6631」、Texas Instruments製ヘッドフォンアンプ「TPA6120A2」を搭載した。

 オーバークロックなどの高負荷使用を想定して設計された電源回路「Extreme Engine Digi+」を搭載。コンデンサに抵抗が少ない「ML Cap(Multilayer type Polymer Capacitor)」や、一般的なMOSFETよりも放熱速度が約1.3倍速く、導電率が40%高いメタルパッケージ仕様の「FET+」、40Aの電流に対応した高効率チョークコイルなどを採用する。

 また、ノートPCをUSBケーブルで接続し、専用ユーティリティ上からオーバークロック操作や電圧調整、ハードウェア状態が行なえる「ROG Connect」機能を搭載。新たにビデオカードのコントロールも可能となった。

 このほか、ビデオカードとメモリの状態をBIOS上から確認できる「GPU.DIMM Post」機能、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0+HSなどを備えた。さらに、液体窒素使用時など極端な低温度下でもCPUを起動可能にする「LN2」モード、電圧をテスターで計測できる端子「ProbeIt」など、特徴的な機能も備えている。

 フォームファクタはExtended ATX(305×269mm)。対応ソケットはLGA1366。対応メモリはDDR3 SDRAMで、速度はDDR3-2200(OC)/2133(OC)/2000(OC)/1800(OC)/1600/1333/1066、容量は最大48GBまでをサポート。拡張スロットはPCI Express x16(2.0)×4(4基同時作動時はx8レーン動作)、PCI Express x1×2。AMD CrossFireXとNVIDIA SLI(3way)をサポートする。

 ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×6、eSATA 3Gbps×2。バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×7、Gigabit Ethernet、PS/2、音声入出力などを備える。また、CMOSクリアボタンと、ROG Connect機能のON/OFFボタン、無線LAN用アンテナ端子などを備える。

(2011年 4月 14日)

[Reported by 劉 尭]