米Intelは21日(現地時間)、同社ウルトラモビリティ事業部(UMG)担当上級副社長兼ジェネラルマネージャのアナンド・チャンドラシーカ氏が退職予定であることを公表した。退職の理由については、明らかにされていない。
UMGは、タブレットや携帯電話などに向けたIAプラットフォームの開発を担当する部署。チャンドラシーカ氏は同社モバイル市場向け製品立ち上げの功労者で、2月にスペインで行なわれたMobile World Congress 2011では壇上に立ち、スマートフォン向けAtomである「Medfield」(コードネーム)に関する説明を行なっていた。一方でそのソフトウェアプラットフォームの1つとなるMeeGoの開発パートナーであるNokiaは、それに先だってMicrosoftとの提携を発表していた。
UMGは今後も継続され、IA事業部執行副社長のデイビッド・パールムッター氏によると、2011年中にIAベースの携帯電話を出荷予定。チャンドラシーカ氏の後任については、IA事業部副社長のマイク・ベル氏とデーブ・ウェイレン氏が共同で受け持つ。
(2011年 3月 22日)
[Reported by 若杉 紀彦]