ソニーは、ノートPC「VAIO」の2011年春モデルを1月22日より順次発売する。価格はオープンプライス。
モバイルノートPCは、AMD Fusion APUを採用した新モデルを追加する。そのほかは冬モデルの継続、マイナーチェンジで販売される。
●VAIO Y(YB)シリーズ「VAIO Y」シリーズは、11.6型の「YB」シリーズが追加された。13.3型、11.6型(YAシリーズ)は冬モデルを継続。
VAIO YBシリーズは、CPUとGPUを同一ダイに収めたAMD Fusion APU「AMD E-350」を搭載。1.60GHzのデュアルコアCPUとDirectX 11対応GPU「Radeon HD 6310」を内蔵する。HD動画をスムーズに再生したり、SD動画の高画質化などを備える。
VAIO YAシリーズがビジネス寄りの製品であるのに対して、VAIO YBシリーズは動画などエンターテイメント寄りのグラフィックス能力を求めるユーザーをターゲットにする。カスタマイズは無く店頭モデル「VPCYB19KJ」のみ。発売は1月29日、本体色はシルバー、ピンク、グリーンの3色を用意する。
シルバー「VPCYB19KJ/S」 | ピンク「VPCYB19KJ/P」 | グリーン「VPCYB19KJ/G」 |
主な仕様は、AMD E-350、メモリ2GB(最大4GB)、HDD 320GB、AMD A50M FCHチップセット、1,366×768ドット表示対応11.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は10万円前後の見込み。
インターフェイスはUSB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、メモリースティックデュオスロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリ駆動時間は約6時間。別売のSバッテリ「VGP-BPS21A」では約7.5時間、Lバッテリ「VGP-BPL21」では約11時間。
本体サイズは約290×202.8×25~31.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.46kg。
●VAIO SシリーズVAIO Sシリーズ(ピンク) |
13.3型の「VAIO S」シリーズは、前モデルからCPUを強化した。そのほかはほぼ同じ。
店頭モデル「VPCS149FJ」の店頭予想価格は14万円前後の見込み。本体色はブラック、シルバー、ピンクの3色。
主な仕様は、Core i3-380M(2.53GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、Intel HM55 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Home and Business 2010を搭載する。
カスタマイズはCore i5-480M(2.66GHz)が追加された。
●VAIO Zシリーズ13.1型の「VAIO Z」シリーズは、冬モデルを継続する。カスタマイズは、SSD×4のRAID 0構成で、容量1TB(256GB×4)が選択可能になったほか、CPUにCore i5-480Mが追加された。そのほかは従来とほぼ同じ。
●ACアダプタ「VGP-AC19V50」新しいアクセサリとして、ACアダプタ「VGP-AC19V50」を1月22日より発売する。直販価格は13,800円。
細長いスティックタイプの本体で、持ち運び用にケーブル止めのクリップ、ポーチが付属する。また、USB端子を2ポート備え、USB充電も行なえる。出力は19V、90Wで、対応機種はVAIO Z/S/Eシリーズ。
VGP-AC19V50 | USB給電を2ポート装備 |
(2011年 1月 12日)
[Reported by 山田 幸治]