東芝、リード510MB/secのSAS 6Gbps対応SSD
~エンタープライズ向けの2TB HDDも

MK4001GRZB

12月14日 発表

MK2001TRKB

 株式会社東芝は、エンタープライズ向けの2.5インチSSD「MKx001GRZB」シリーズと、3.5インチHDD「MKx002TSKB」シリーズを2011年1月~3月にサンプル出荷、「MKx001TRKB」の量産を開始する。

 MKx011GRZBシリーズは、東芝が持つNAND型フラッシュメモリ技術と、事業買収した富士通のエンタープライズ向けHDD技術を融合した製品。SAS 6Gbpsのインターフェイスを備え、連続リード速度510MB/sec、同ライト速度230MB/secを実現した。4KBのランダムリードも90,000IOPS、同ライトも17,000IOPSを達成した。

 容量は400GB(型番:MK4011GRZB)、200GB(MK2001GRZB)、100GB(MK1001GRZB)の3種類が用意される。NANDは32nmプロセスのSLC。製品寿命は5年で、100GBモデルの総書き換えデータ量は8PB(ペタバイト)、400GB/200GBは製品寿命内で制限なし。本体サイズは69.85×100×15mm(幅×奥行き×高さ)、重量は152g。

 MKx001TRKBはSAS 6Gbps、MKx002TSKBはSATA 3Gbps対応のエンタープライズ向け3.5インチHDD。3.5インチHDDは東芝初。前者はバッファを16MB、後者はバッファを64MB備える。

 そのほかの仕様はほぼ共通で、回転数は7,200rpm、平均シークタイムはリードが8.5ms、ライトが9.5ms。容量は2TB(型番はMK200から始まる)と1TB(同MK100)の2種類が用意される。本体サイズは101×147×26.1mm(同)、重量は最大800g。

(2010年 12月 14日)

[Reported by 劉 尭]