10月27日 発表
社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2010年9月と2010年度上半期(4~9月)のPC国内出荷実績を発表した。
これによると、9月の出荷台数は102万3千台(前年比23.2%増)、出荷金額は890億円(同18.3%増)となった。デスクトップPCは31.5%増の35万9千台と好調で、特に単体・その他が前年比36.6%増と最も高い伸びを記録した。ノートPCの出荷は66万4千台(同19.2%増)。
4~9月の累計では、出荷台数が497万9千台(同22.9%増)、出荷金額が4,502億円(同16.7%増)。これは、リーマンショック前の2008年度をも上回る実績だという。第2四半期(7~9月)は出荷台数が253万7千台(同21.9%増)、出荷金額が2,246億円(同17.3%増)だった。
出荷台数は13カ月連続で前年を上回り、10カ月連続の2桁成長を記録している。法人向けが引き続き好調だという。
地上デジタルTVチューナ内蔵PCは、9月が91,000台を出荷し、前年比で約4倍に伸長。上半期累計では50万3千台を出荷した。JEITAでは、地デジ完全移行への買い換え、ノートPCの地デジ内蔵モデルの増加などが需要を喚起したとみている。
(2010年 10月 27日)
[Reported by 山田 幸治]