Microsoft、アーチ状からフラット状に変形する「Arc Touch Mouse」
~スクロール用タッチセンサーを装備

「Arc Touch Mouse」

9月1日(現地時間)発表



 米Microsoftは1日(現地時間)、アーチ状からフラット状に変形するモバイルマウス「Arc Touch Mouse」を発表した。米国ではAmazon.comやBest Buyなどで予約を開始しており、12月より出荷。店頭には2011年1月に並ぶ予定。価格は69.95ドル。

 Arcシリーズでマウスとして第2弾となる製品。初代のArc Mouseは、本体がアーチ状で、半分に折りたたむことが可能なモバイル向けマウスだった。今回のArc Touch Mouseでは、利用時に本体がアーチ状なのは共通だが、持ち運ぶときなどは、本体が真っ平らになる独特な構造に変化した。これにより、カバンやポケットに入れやすくなった。

 構造の詳細については情報がないが、ワンタッチで平らにできるという。また、本体の変形は電源と連動しており、曲げるとオン、平らにするとオフになる。USBワイヤレスレシーバは、超小型タイプで、本体底面に収納できる。

 スクロール機構についても新たな試みが採用され、「スクロールストリップ」と呼ばれる静電容量式タッチセンサーが搭載された。これにより、指先でなぞることでスクロール操作ができる。指をゆっくり動かすと、それに追随してスクロールし、速く弾くようにすると、高速スクロールする。高速スクロールはタップで止められる。また、スクロールストリップの前後の両端をタップすると、ページダウン/ページアップになり、中心部のタップには任意のマウス機能を割り当てられる。

 本体サイズは58×130.6×15mm(幅×奥行き×高さ、平らな時)。センサーは、青色レーザーのBlueTrackを採用。無線は2.4GHz帯で、通信距離は30フィート(約9m)。電源は単4形電池×2で、駆動時間は最大6カ月。対応OSは、Windows XP/Vista/7。

横から見たところ平らにしたところ底面

(2010年 9月 2日)

[Reported by 若杉 紀彦]