AMD、99ドルからの1way/2way用CPU「Opteron 4100」シリーズ

Opteron 4100シリーズ

6月23日(現地時間) 発表



 米AMDは23日(現地時間)、1wayおよび2way用のCPU「Opteron 4100」シリーズを出荷開始した。搭載システムはAcer、Dell、Hewlett-Packard、SGI、Supermicroなどのベンダーからリリースされる。

Opteron 4100のダイ

 Opteron 4100シリーズは、コードネーム「Lisbon」(リスボン)で呼ばれていたバリューセグメントサーバー向けの4コア/6コアCPU。共通の仕様として、1,333MHzまでのDDR3メモリ(デュアルチャネル、ECC)をサポートし、1チャネル3モジュール/1CPUあたり6モジュールまで接続可能。L3キャッシュは6MB。ソケットはSocket C32。

 4コアはクロック2.20GHzのOpteron 4122、2.60GHzのOpteron 4130の2モデルで、価格は順に99ドル、125ドル(1,000個ロット時、以下同)。

 6コアは2.60GHzのOpteron 4180が188ドル、2.80GHzのOpteron 4184が316ドル。平均消費電力(ACP)はいずれも75W。

 6コアはACP 50WのHE版、32WのEE版も用意される。HE版は4176 HE、4174 HE、4170 HEの3モデルで、動作クロック/価格は順に、2.40GHz/377ドル、2.30GHz/255ドル、2.10GHz/174ドル。EE版は4164 EE、4162 EEの2モデル、動作クロック/価格は順に、1.80GHz/698ドル、1.70GHz/316ドル。

 HyperTransportリンクはバージョン3.0、リンク速度6.4GT/sec。EE版のみバージョン1.0、2GT/secとなる。

Supermicroの1wayマザーボード

 組み合わせるチップセットはノースの「RS56x0」シリーズと、サウスの「SP5100」。ノースはPCI Express 2.0のレーン数で3モデル用意され、上位の「RS5690」は42レーン、中位の「RS570」は30レーン、下位の「RS5650」は22レーンを備える。いずれもI/O仮想化機能AMD-Vi(IOMMU 1.2)をサポートする。

(2010年 6月 23日)

[Reported by 山田 幸治]