富士通株式会社は、モバイルノートPCの夏モデルを6月17日より発売する。価格はオープンプライス。
2010年の夏モデルから国内コンシューマPCのブランド名を変更。法人および海外と同じ名称になり、デスクトップは「ESPRIMO」(エスプリモ)、ノートは「LIFEBOOK」(ライフブック)になる。
なお、5.6型モバイル「LOOX U」は春モデルを継続し、名称もLOOXのまま販売される。
●LIFEBOOK SHシリーズ「LIFEBOOK SH」シリーズは、これまでの「BIBLO MG」シリーズにあたる2スピンドル13.3型モバイルで、2モデルを発売する。基本的には前モデルのマイナーチェンジで、WiMAXを標準搭載したほか、Office Home & Business 2010になった。
上位の「SH760/5A」は、Core i5-450M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(32bit/64bit選択式)を搭載し、店頭予想価格は18万円前後の見込み。
「SH560/3A」は、CPUをCore i3-350M(2.26GHz、同)に変更し、USB 3.0を省いた下位モデル。店頭予想価格は15万円前後の見込み。本体色はブラック、ホワイトの2色。
LIFEBOOK SH560/3A |
●LIFEBOOK PHシリーズ
「LIFEBOOK PH」シリーズは12型前後のモバイルPC。これまでの12.1型「LOOX R」や、11.6型CULVノート「LOOX C」シリーズが、LIFEBOOK PHシリーズとしてまとめられる。そのため、12.1型モデルと11.6型モデルで大きな価格差が生じている。
LIFEBOOK PH770/5A |
12.1型モデルはプラットフォームをMontevinaからCalpellaに移行。容量の増えたバッテリを採用し、駆動時間が向上している。また、WiMAXを標準搭載した。
最上位の「PH770/5A」は、Core i5-430UM(1.20GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,280×800ドット表示対応12.1型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(同)、Office Home & Business 2010を搭載し、店頭予想価格は19万円前後の見込み。
バッテリ駆動時間は約11.5時間。本体サイズは282×215×29.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.39kg。
LIFEBOOK PH520/1A |
11.6型モデルは、新筐体のAMD採用モデル「PH520/1A」を追加した。
主な仕様は、Athlon II Neo K125(1.70GHz)、メモリ2GB、HDD 320GB、AMD M880Gチップセット(ビデオ機能内蔵)、1,366×768ドット表示対応11.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium、Office Personal 2010を搭載。店頭予想価格は8万円前後の見込み。
インターフェイスはUSB 2.0×3、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカード/メモリースティック対応スロット、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリ駆動時間は約6.2時間。本体サイズは285.8×205.7×25.9mm(同)、重量は約1.4kg。
Celeron SU2300(1.20GHz)搭載の「PH540/1A」は、ハードウェアは春モデルとほぼ同じで、Office Personal 2010になった。シャイニーブラック、マリンブルー、ルビーレッドの3色が用意され、店頭予想価格は9万円前後の見込み。
LIFEBOOK PH540/1A |
●LIFEBOOK MHシリーズ
「LIFEBOOK MH」シリーズは、Made in Japanのネットブック「LOOX M」の後継。ハードウェアはCPUをAtom N475(1.83GHz、ビデオ機能内蔵)に強化。Office Personal 2010 2年間ライセンス版がプリインストールされる。そのほかは春モデルとほぼ同じ。
「MH380/1A」の1モデルが用意され、店頭予想価格は7万円前後の見込み。本体色は3色。
LIFEBOOK MH380/1A |
(2010年 6月 9日)
[Reported by 山田 幸治]