富士通は13日、ネットブックと通常のノートPCの間に位置するノートPC「LOOX C」を発表した。
IntelのCULV(Consumer Ultra Low Voltage)CPUをベースに、11.6型ワイド液晶を搭載したモバイルノート。このジャンルの製品は、国内大手メーカーからは初登場となる。
上位機種の「C/E70」は予想価格10万円強、下位機種の「C/E50」のOffice Personal 2007搭載モデルは10万円強、無しが8万円強。発売日はC/E70が10月29日、C/E50が10月22日。
C/E70は、超低電圧版Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)、モバイルIntel GS45 Expressチップセット(グラフィック内蔵)、2GBメモリ(最大4GB)、320GB HDDを搭載。液晶は11.6型1,366×768ドットLEDバックライト。OSはWindows 7 Home Premium。本体サイズは285×209×26.4~30.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.6kg。バッテリ駆動時間は約9.2時間。
C/E50は、超低電圧版Celeron SU2300(1.20GHz)となり、バッテリ駆動時間が約6.2時間と短くなる。その他の仕様はC/E70に準じる。
キーピッチは約19mmを確保し、キーストロークは約1.8mm。ポインティングデバイスはパッド型のフラットポイント。
インターフェイスはUSB 2.0×3、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、ミニD-Sub15ピン、音声入出力など。
カラーバリエーションは3種類、シャイニーブラック、ルビーレッド、マリンブルーが用意される。
シャイニーブラック | ルビーレッド | マリンブルー |
●Windows 7 Starterになった「LOOX M」
LOOX M/ミルクホワイト |
ネットブックの「LOOX M」は、Windows 7 Starterが搭載された。また、HDDの容量が160GBから250GBへと増えている。
発売は10月22日で、予想価格は6万円前後。2年期限付きのOffice Personal 2007搭載機は7万円前後。
主な仕様は、Atom N280(1.66GHz)、1GBメモリ、10.1型1,024×600ドット(WSVGA)液晶などで、前モデルから変わっていない。
バッテリ駆動時間が、従来の約2.7時間から約3.6時間へと長くなっている。さらに、オプションの内蔵バッテリパック(L)使用時は約7.1時間となる。
カラーバリエーションは、ミルクホワイト、ルビーレッド、シャイニーブラック、ライトラベンダーの4色が用意される。
ルビーレッド | シャイニーブラック | ライトラベンダー |
(2009年 10月 13日)
[Reported by 伊達 浩二]