ビック有楽町店Windows 7発売カウントダウンレポート

10月22日 開催



特別ゲストの南明奈さん

 Windows 7が発売となる10月22日午前9時にあわせて、東京・有楽町のビックカメラ有楽町店では、カウントダウン発売が行なわれた。会場は本館1階店頭ピロティ。

 マイクロソフトの樋口泰行社長のほか、NECパーソナルプロダクツの高須英世社長、ソニーマーケティングの執行役員ITビジネス部門部門長の松原昭博氏、東芝執行役上席常務 PC&ネットワーク社の深串方彦社長、デル執行役員コンシューマー事業本部本部長のジョージ・ケラマン氏、日本ヒューレット・パッカードパーソナルシステムズ事業統括取締役副社長執行役員の岡隆史氏、富士通パーソナルビジネス本部本部長の齋藤邦彰氏、レノボ・ジャパンの執行役員SMB/コンシューマ事業担当のデイヴィッド・ニコル氏が来店。さらに特別ゲストとして、アッキーナの名前で親しまれる南明奈さんがトークショーを行ない、発売を祝った。

 午前8時からイベントを開始し、ディスプレイを利用しながらWindows 7の特徴や新機能を紹介。8時30分からは出席者が挨拶した。

 ビックカメラの宮嶋宏幸社長は、「Windows 7は、Vistaの発売から3年を経過し、すべての課題をクリアした画期的なOSであり、簡単、軽快、操作性が高く、あらゆるユーザーに満足してもらえるものになっている。ビックカメラとソフマップでは、専門のトレーニングを積んだWindows 7 エキスパートゴールド取得者が450人おり、取得人数としては日本一となる。PCはここ数年、厳しい状況にあったが、Windows 7は年末商戦に向けて、大いに盛り上がると期待している」と挨拶。

 マイクロソフトの樋口泰行社長は、「今日は晴れ晴れとした天気、気分も希望に満ちて晴れやか。Windows 7は出来のいいOSであり、メーカーの論理ではなく、ユーザーの視点で開発したもの。軽快性、安定性、互換性の面で優れている。また、マルチタッチによって、これまでのキーボード、マウスだけの操作から、広がりを見せた大きな転換点になる。将棋もチェスも指でさすことができる。年末商戦を盛り上げるきっかけとしたい」とした。

ビックカメラの宮嶋宏幸社長マイクロソフトの樋口泰行社長カウンドダウンイベントに参加した各社幹部

 また、NECパーソナルプロダクツの高須英世社長は、「NECは8機種48モデルのWindows 7搭載PCを発売した。快適な操作性を実現しており、ぜひ店内で、Windows 7を搭載したNECのPCの良さを見ていっていただきたい」とした。

 ソニーマーケティングの執行役員ITビジネス部門部門長の松原昭博氏は、「Windows 7は業界にとって活性化の起爆剤となる。11型液晶を搭載した最軽量のVAIO Xシリーズは、Windows 7が持つ軽快感とスタミナがなければ実現しなかったものといえる。VAIOならではの違いがわかるビックカメラの展示を見てほしい」と語った。

 デル執行役員コンシューマー事業本部本部長のジョージ・ケラマン氏は、「私自身もWindows 7を使ってみたが、起動やシャットダウンが早く実用性が高い。デルは、Windows 7搭載PCを多数用意して、年末商戦に臨む」と述べた。

 東芝執行役上席常務 PC&ネットワーク社の深串方彦社長は、「東芝はネットブックに加えて、ネットノートという新たな名称で展開し、さらに、32bitと64bitのWindows 7を選択できる機種も用意した。また、山ピー(山下智久さん)を使ったTV CMもバンバン行なう。店頭で東芝のPCの良さを体感してほしい」とした。

 さらに、日本ヒューレット・パッカードパーソナルシステムズ事業統括取締役副社長執行役員の岡隆史氏は、「Windows 7の発売に向けて尖った製品を投入しようと、準備を進めてきた。Windows 7の特徴であるタッチ機能を活用した提案を行なうことができた。新たなOSによる機能を体感してもらいたい」とコメント。

 富士通パーソナルビジネス本部本部長の齋藤邦彰氏は、「富士通のWindows 7の良さは、使ってもらってよくわかるという点に主眼を置いた。早い段階からマイクロソフトと共同でチューニングをしており、タッチ機能についても、デスクトップだけでなく、ノートPCにも、さらに、らくらくパソコンにも広げた。ぜひ体験してほしい」と語った。

 レノボ・ジャパンの執行役員SMB/コンシューマ事業担当のデイヴィッド・ニコル氏は、「Windows 7を活用できるPCをいち早く投入できたことは、うれしく思う」と語った。

NECパーソナルプロダクツの高須英世社長ソニーマーケティングの執行役員ITビジネス部門部門長の松原昭博氏東芝執行役上席常務 PC&ネットワーク社の深串方彦社長
デル執行役員コンシューマー事業本部本部長のジョージ・ケラマン氏日本ヒューレット・パッカードパーソナルシステムズ事業統括取締役副社長執行役員の岡隆史氏富士通パーソナルビジネス本部本部長の齋藤邦彰氏
レノボ・ジャパンの執行役員SMB/コンシューマ事業担当のデイヴィッド・ニコル氏

 8時40分から行なわれたトークショーで南明奈さんは、「タッチ機能が気になる、使いやすい。ブログはほとんど携帯電話からアップしており、一日に2~3回更新している。パソコンは、2日に1時間程度、ブログを見たりするのに使っているが、Windows 7には大変興味があり、これからは、ブログの更新を、Windows 7搭載のパソコンから行なう可能性があるかもしれない」とした。

 その後、Windows 7の名前にあわせて、7秒前からカウントダウンが開始され、9時と同時に発売を記念して、くす玉が割られた。

特別ゲストの南明奈さん7秒前からカウントダウンを行ない、くす玉を割って発売を祝った

くす玉割りの様子
 

 ビックカメラ有楽町店の小峰浩一店長は、「大変強い手応えを感じている。店員の間でも評判が高く、これは売れるという声が相次いでいる。これまでにないほどの事前予約数となっており、年末商戦の起爆剤になるものと期待している。ソフマップと一緒になってからは初めての新Windows。PCの販売は駅前量販店のほうが強く、ソフマップとの連携が生かせる、当社の強みが発揮できる製品が登場した。まずは、発売日の今日、そして、土日までの4日間の売れ行きが、今後の普及を左右することになるのではないか」などとした。

 同店では、10月22日から、Windows 7の新機能を紹介する店頭デモストレーションのほか、グッズが当たる抽選会を行なう「発売記念イベント」を実施。さらに、Windows7のパッケージおよびWindows7搭載パソコンの購入者を対象に、7にちなんで7大特典を用意。7人に対して、7万ポイントのプレゼントや、データ移行、インストールなどの7つのサービスを特別料金で提供するなどのサービスを行なう。

ビックカメラ有楽町店の小峰浩一店長Windows 7のパッケージWindows 7が遂に発売へ
ビックカメラ有楽町店はWindows 7に売り場を一新。Windows 7のポップが踊る発売された新型のVAIO

(2009年 10月 22日)

[Reported by 大河原 克行]