PC世界シェア、AcerがDellを抜き第2位に
~Gartner調査

10月14日(現地時間)発表



 米Gartnerは14日(現地時間)、2009年第3四半期のPC(デスクトップ、ノート、x86サーバー)出荷量を発表した。これによると、Acerが初めてDellを抜き、HPに次ぐ世界シェア2位の地位に躍り出た。

 Gartnerによると、コンシューマ市場において、ネットブックやCULVなどの低価格モバイルノートの売り上げが好調で、前年同期比5.6%減とされていた当初予想とは異なり、0.5%増となる8,090万台が出荷。上位5位のシェアは、HPが19.9%、Acerが15.4%、Dellが12.8%、Lenovoが8.5%、東芝が5%となった。

 月内の発売が予定されているWindows 7については、PC出荷量には最小限の影響しか無く、むしろ発売に向けた在庫調整の方が影響が大きいと見ている。ただし、新OSの登場はPC市場の牽引にはならなくなっているが、経済状況が回復基調にあり、また、企業でのPC買い換えサイクルとタイミングがあっていることから、業界にとっては好影響となるだろうと分析している。

(2009年 10月 15日)

[Reported by 若杉 紀彦]