QNAP、世界初のM.2 SSD採用NAS

TBS-453A

　台湾QNAP Systemsは3月29日(現地時間)、世界初というM.2 SSD採用のコンパクトな4ベイNAS「TBS-453A」を発売した。

　本製品のユニークさはM.2 SSDの採用に留まらず、メモリの増設が可能なこと、ネットワークハブ機能を備えていること、4K表示可能なHDMI出力を2基装備していることなどが挙げられる。

　NAS用の独自OS「QTS 4.2」による機能も提供され、キーボードとマウスを接続し、HDMIで画面を出力することで、NASからLinuxが使える「Linux Station」、Windows/Android/Linux/UNIXといったOSをNAS上で実行する仮想化機能「Virtualization Station」、自宅で安価にカラオケが楽しめる「OceanKTV」、付属のリモコンを活用した動画視聴機能「HD Station」なども搭載している。

　TBS-453AはメモリとSSD容量の違いで合計6製品をラインナップし、それぞれの構成は下記の通り。

• メモリ4GB、SSDなし
• メモリ4GB、240GB×2
• メモリ4GB、240GB×4
• メモリ8GB、SSDなし
• メモリ8GB、240GB×2
• メモリ8GB、240GB×4

　CPUにはBraswellベースのCeleron N3150を採用し、メモリはDDR3L-1600の4GBを実装(最大8GB)、SATA 6Gbps接続のM.2 SSD(2280/2260/2242)を4基搭載でき、RAID 0/1/5を構成できる。AES 256bit暗号化時の転送速度は109MB/secとなる。

　インターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0、SDカードリーダ、HDMI出力×2、Gigabit Ethernet×5(3基はスイッチポート)、スピーカー出力、マイク入力、ヘッドフォンジャックなどを装備。

　本体サイズは230×165×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は724g～760g。

　現時点では価格および日本で発売されるかは不明。

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