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サムスン、ハイエンド5.7型スマホや18.4型巨大タブレットなど6製品を発表

~改良が進んだ第3世代Gear VRの発売日も告知

サムスン電子ジャパンは6つの製品を発表

 サムスン電子ジャパン株式会社は8日、スマートフォン2機種に、タッチスクリーン(タブレット)、VRヘッドセット、そして2種類のスマートウォッチからなる6つの新製品を発表した。一部は既に国内で発売済みで、全製品とも海外では発表済みの製品だが、今回日本での発売決定が告知される形となった。

サムスン電子ジャパン株式会社 代表取締役最高執行責任者の堤浩幸氏(右)と、プロダクトグループの糸櫻幹雄氏

Galaxy A8、Galaxy Active neo

「Galaxy A8」(ブラック)

 発表された製品はスマートフォンが5.7型のフラグシップモデル「Galaxy A8 SCV32」と、NTTドコモの2015~2016年冬春モデルとして発表済みの「Galaxy Active neo」で、前者はauモデルとして、後者はドコモ向けモデルとして販売される。

 Galaxy A8は本体の厚みが約6mmという薄型ながら、スチールで成形したフルメタルボディにより剛性を確保したフラグシップモデルで、auのスマートフォンラインナップにおいて史上最薄を達成した。2015年12月中旬以降に発売予定とされ、現時点では価格は不明。

 ディスプレイはSuper AMOLED(有機EL)を採用。糸櫻氏は、5.7型だとかなり大きいと思われるかもしれないが、本体とディスプレイ部分の間はわずか2.5mmの狭額縁設計のため、手に持った感じではそれほど大きくは感じないだろうとのこと。背面にカーブを設けることで手に馴染む形状になっており、グリップ感も生んでいるという。

厚みは約6mmという薄さ
ディスプレイと側面のフチの間は2.5mmしかない
ホームボタンを3回押すと、インターフェイスが小さくなって左右のどちらかに寄る片手操作モードに移行

 Galaxy A8 SCV32の主な仕様は、SoCがオクタコア(1.9GHz+1.3GHz)、メモリは2GB、ストレージは32GB、画面の解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、OSはAndroid 5.1を搭載する。

 インターフェイスは、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.1、Micro USB 2.0、microSDXCカードスロット(最大128GB)、500万画素前面/1,600万画素背面カメラなどを装備。

 本体サイズは77×158×6mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約153g。本体色はホワイト、ゴールド、ブラック3色展開。

Galaxy A8(ホワイト)
Galaxy A8(ゴールド)
背面
左側面
右側面
上面
背面

 一方のGalaxy Active neoの仕様などについては、2015年9月の過去記事を参照のこと。

「Galaxy Active neo」(ホワイト)
背面
右側面
左側面
上面
底面
背面カバー取り外し時
Galaxy Active neo(ブラック)
背面
MILスペックに加え、日本では独自に落下/耐荷重/耐海水/お風呂入水試験を行なっている
日本版に独自に搭載されたという「バッテリー温存モード」。アクティブキーを長押しすると移行する

Gear VR

「Gear VR」

 今回発表されたVRヘッドセットは、第3世代目となる「Gear VR」で、4月に日本で発売された「Gear VR Innovator Edition for Galaxy S6」の後継モデルにあたる。発売は12月18日で、価格は現時点では不明。

 前モデルのユーザーフィードバックを元にブラッシュアップが進み、装着性や使用時のストレス軽減を図った。重量は100gほど削られ、重量配分を再検討。さらに、メガネを付けたままでもGear VRの装着が可能になるように筐体の奥行きなどを若干広げ、パッド部分を改良。実際にメガネをしている説明員に装着してみてもらったところ、問題なく着脱できることを確認できた。長時間の装着でも疲れにくいという。

 糸櫻氏はGear VRが他社のVRヘッドセットにはない魅力として、スマートフォンの延長線上にあるデバイスであり、有線接続に悩まされることなくワイヤレスで使用できる点を挙げた。また、Gear VR自体が9軸センサーを搭載していることから、ユーザーの首の動きをしっかりと捉えることができ、VR体験でありがちなVR酔いが起きにくいと自信を見せた。

 対応スマートフォンはGalaxy S6とGalaxy S6 edgeの2機種。センサーとして、ジャイロ/加速度/近接を搭載。視野角は96度、瞳孔間距離範囲は54~70mmとなる。本体サイズは約201.9×116.4×92.6mm(同)、重量は約318g。

正面
左側面
右側面
上面
底面
内部の接眼部分
Galaxy S6を外したレンズ部分

Galaxy View

「Galaxy View」

 「Galaxy View」は、18.4型フルHDのAndroid OS搭載大型タッチスクリーンで、仕様などに関しては別記事を参照して欲しい。

 堤氏いわく、Galaxy Viewは個人用途とビジネス用途の両方のシーンでの利用が可能という製品で、前者ではTV代わりに、後者ではデジタルサイネージやプレゼンテーション用にその有用性を説いた。

 同氏は個人用途として、現在ではTV番組や映画のストリーミング配信が急速に進んでいるとし、団らんとしての据え置き大型TVの権威は揺るがないまでも、視聴の娯楽が場所を選ばなくなってきている点を指摘。Galaxy Viewその部分を補完できる製品とし、自分の部屋でなるべく大きな画面でTV(またはオンラインコンテンツ)を見たい、外で視聴したいといったニーズを叶えるものという、今時の利用シーンを例に挙げた。

アメリカなどの世界8カ国でのオンラインTV(ストリーミング配信)の普及予測
モバイルと大画面TVという両方のスタイルを兼ね備えたGalaxy View
背面
上部にボタン
右側面
左側面
スタンドは反対側に倒すことも可能
Galaxy ViewとGear VR

Gear S2、Gear S2 Classic

「Gear S2」

 スマートウォッチはバンドがプラスチック製のスポーツタイプ「Gear S2」と、バンドが革で作られている「Gear S2 Classic」を発表。12月18日に発売し、店頭予想価格は前者が40,000円前後、後者は45,000円前後になる。

 機能的には同一でフレームの形状などが若干異なっている。Gearシリーズのスマートウォッチはこれで第4世代目になり、これまで培ってきた技術やユーザーからのフィードバックが大きく活かされているという。第4世代目になり、これまではGalaxyシリーズのスマートフォンとしか接続できなかった仕様を改め、Android OS 4.4以上を搭載していれば他社のAndroid端末でも使用できるようになった。

 こだわりはベゼルを回して操作するというインターフェイス「サークルUX」にあり、指紋による画面の汚れや、小さな画面特有の操作のしにくさから解放されるとする。バッテリ駆動時間は通常モードで最大約72時間、省電力モードで最大約96時間となっており、150分でフル充電が完了する。NFCを搭載しているが、現状は有効に利用できるものがなく、近い将来にNFCを使用したソリューションを発表するという。

デザインのこだわり、ベゼルを操作用のインターフェイスにした「サークルUX」、他社のAndroid端末に対応、そしてNFCサポートを特徴とする

 主な仕様は、ディスプレイが1.2型のGorilla Glass 3採用Super AMOLEDで、画素密度は302ppi。メモリは512MB、ストレージは4GBを搭載。通信インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.1、NFC。

 本体サイズはGear S2が約42.3×49.8×11.4mm(同)、Gear S2 classicが39.9×43.6×11.4mm(同)。重量は前者が約47g、後者は約42g。

 本体色はGear S2がダークグレーとシルバーの2色で、Gear S2 classicはブラックの1色。オプションでさまざま柄のバンドを複数販売し、約5,000円前後で用意するとのこと。

Gear S2のベゼルはくるくると小気味よく回る
右側面に2つのボタン
裏面
「Gear S2 classic」
バンドは革でできている
オプションでさまざまなバンドを用意

(中村 真司)