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Apacer、SSDの速度や寿命を延ばす4KBページマッピング技術

 台湾Apacer Technologyは、新しい4Kページマッピング技術を開発し、同社製の産業用SATA 6Gbps接続SSD全ラインナップに提供すると発表した。

 新4Kページマッピング技術は、新IoT時代の小規模データ書き込みアプリケーションを想定し開発されており、小さいデータの書き込みが多い、POSシステムやコンパクトPC、コミュニティWebサイト、ポータルサイト、医療検査機器などの末端アプリケーション向けに設計されているという。

 JEDECの調査では、4KBはもっともよく使われているブロックサイズで、データの読み書きにおいてサーバー全体の67%を占めるという。新技術では、4KBブロックへのデータの配置、均等な書き込みのためのスケジューリングの性能を向上させることで、ランダムアクセス性能を向上しつつ、ブロック消去の頻度を下げることで、SSDの寿命長期化も実現したとしている。

 新4Kページマッピング技術はファームウェアの更新によってSSDに提供される予定。

(佐藤 岳大)