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Lenovo、プリインストールソフトからドライバ/セキュリティ/純正ソフト以外を排除へ
(2015/3/2 12:29)
Lenovoは27日(現地時間)、プリインストールアプリケーションの変更に関する声明を発表した。
この声明は、2014年9月から12月にかけて出荷されたLenovoのコンシューマ向けPCに「Superfish」と呼ばれる、セキュリティ上に問題があるソフトがプリインストールされていたのが明らかとなったことを受けて出されたもの。
Superfishは、自身で署名しローカルに保存したルート証明書を使って、HTTPS通信を傍受することから、暗号化通信に甚大な脅威をもたらす脆弱性があり、ユーザーの指摘を受け明らかとなった。
そこでLenovoは、Superfish削除ツールを作成し公開したほか、「McAfee LiveSafe」サービスの6カ月間無料サブスクリプションを提供する予定など、対策を続けている。
Superfishの一件により、Lenovoは「お客様のエクスペリエンス、セキュリティー、プライバシーこそ、私たちの最優先課題である」という原則を改めて強く認識したとし、「これを念頭に、プリインストールアプリケーションを大幅に減らす」計画を発表した。
具体的には、Windows 10を発売するまでには、標準のディスクイメージにはOSと関連ソフト、ハードウェアの最低限の動作に必要なソフト、セキュリティソフト、およびLenovo純正アプリケーションだけを含むようにする予定。これにより業界で「アドウェア」や「ブロートウェア」と呼ばれるものを排除するとした。なお、国と地域によっては、通常プリインストールされているものだとユーザーが考えている特定のアプリケーションが含まれる場合がある。
加えて、PCにプリインストールされているソフトウェアの情報を公開し、各ソフトウェアが何をするものなのかを明確に説明する予定。最終的には「よりクリーンかつ安全なPC」を提供するリーダーとなることを目指すとしている。