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ワコム、Haswell搭載のWindowsペンタブレット「Cintiq Companion 2」

~13.3型WQHD液晶を搭載、Iris Graphicsも

Cintiq Companion 2

 株式会社ワコムは、Windows 8.1を搭載したクリエイター向けペンタブレット「Cintiq Companion 2」を2月下旬より順次発売する。価格は未定。

 2013年9月に投入したデジタイザペン付きWindowsタブレット「Cintiq Companion」の後継モデルで、CPUがIvy BridgeからHaswellベースに進化し、液晶が1,920×1,080ドット(フルHD)から2,560×1,440ドット(WQHD)へと高解像度化した。上位モデルではグラフィックスがIntel Iris Graphics搭載となり、性能が向上する。

本体背面

 また、付属の2分岐ケーブル(HDMI入力/USB 2.0接続)を利用することで、別途MacやPCと接続して純粋な液晶ペンタブレットとして使える「デスクトップモード」を新たに追加。USB 3.0ポートも2基から3基に増え、microSDカードスロットに加えてSDカードスロットも搭載した。なお、デスクトップモード利用時はUSB 3.0ポートを3ポートのUSB 2.0 Hubとして利用できる。

 従来と同様、各種機能を割り当てられる6つのエクスプレスキーとリングキーを装備。仕様の違いで、「Value」、「Standard」、「Premium」、「Enhanced」の4モデルを用意。Valueを除くモデルには、22度/35度/50度の3段階にチルト調節が可能なスタンド/ソフトケースが付属する。

 Value(型番:DTH-W1310T/K0)の主な仕様は、CPUにCore i3-4005U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、64GB SSD、OSにWindows 8.1を搭載する。

 Sandard(型番:DTH-W1310L/K0)の主な仕様は、CPUにCore i5-4258U(2.4GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、128GB SSD、OSにWindows 8.1を搭載する。

 Premium(型番:DTH-W1310M/K0)の主な仕様は、CPUにCore i7-4558U(2.8GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、256GB SSD、OSにWindows 8.1 Proを搭載する。

 Enhanced(型番:DTH-W1310H/K0)の主な仕様は、未公開CPU、メモリ16GB、512GB SSD、OSにWindows 8.1 Proを搭載する。このモデルのみ春発売予定とされており、Broadwell搭載の可能性もある。

 液晶仕様は共通で、液晶の解像度はWQHD、表示色数は1,677万色、応答速度は25ms、輝度は150cd/平方m、コントラスト比は720:1、視野角は上下/左右ともに170度、方式はIPSなどとなっている。

 ペンは電磁誘導式で、筆圧は2,048レベル、分解能は最高0.005mm、精度は±0.5mm、読み取り可能高さは5mm、傾き検出は±60レベル。静電結合方式のタッチにも対応する。

 インターフェイスは、SDカードスロット、microSDカードスロット、USB 3.0×3、Mini DisplayPort出力、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、背面800万画素/前面200万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 本体サイズは374.1×247.7×17mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.7kg。

(劉 尭)