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RITEA、2013年度の使用済みPC/周辺機器から金250kgを回収

 一般社団法人 情報機器リユース・リサイクル協会(RITEA)は9月2日、平成25年度(2013年度)のPC/周辺機器リサイクル実績を取りまとめた。

 RITEAは、使用済みのPCやスマートフォン、ディスプレイやプリンタなどの周辺機器を回収し、資源として再利用しているが、2013年度の資源再利用率は89.5%と集計以来最高を記録した。ただし回収量は前年比12%減の7,953t、資源再利用量は11%減の7,010tだった。

 回収台数は、ノートPCが88,080台、デスクトップPCが126,140台、ワークステーションが9,090台、サーバーが27,060台、液晶ディスプレイが52,590台、CRTディスプレイが10,760台など。詳細は下表の通り。

2013年度RITEAの使用済み電子機器の回収実績

 回収し資源となった材料別実績では、鉄が4,724t、銅が251t、アルミが262tであったほか、貴金属の金が250kg、銀が1.1t、そしてレアメタルのクロムが4t、コバルトが90kg、ニッケルが2.1t、パラジウムが60kgなどとなっている。

 一般的に、金は鉱石1tのうち5g(0.0005%)採れれば採算ベースになると言われているが、電子機器の重量別比率では0.004%と高く、高品位の「都市鉱山」であるとしている。

材料別の再資源化実績

(劉 尭)