ニュース

バッファロー、DTCP-IPに対応するWi-Fi/USB 3.0対応ポータブルHDD

~モバイルバッテリ機能も搭載

「HDW-PDU3」シリーズ
6月下旬 発売

価格:22,100円(税別)

 株式会社バッファローは、DTCP-IPに対応することでTV録画ファイルなども外出先へ持ち出せる無線LAN/USB 3.0両対応のポータブルHDD「HDW-PDU3」シリーズを6月下旬に発売する。容量ラインナップと価格は、500GBモデル(HDW-PD500U3)が22,100円(税別)、1TBモデル(HDW-PD1.0U3)が27,700円(同)

 2.5インチHDD、バッテリ、無線LAN機能などを内蔵するポータブルHDD。同社では2013年8月に500GBのWi-Fi内蔵ポータブルHDD「HDW-P500U3」を発売しているが、大きな違いはDTCP-IPへ対応した点。TVやレコーダで録画した番組を無線LAN経由でムーブしておき、スマートフォンなどからパケットビデオのDTCP-IP対応再生ソフト「Twonky Beam」(有料)で再生できる。同社ではWi-Fi接続ポータブルHDDとして世界初のDTCP-IP対応製品であるとしている。また、DLNAサーバー機能も新たに搭載している。

 このほか、5V/1A出力のモバイルバッテリ機能も搭載。バッテリ容量は3.7V/3,020mAh。ただし、HDDなどの駆動とモバイルバッテリ機能のバッテリは共用となっており、ポータブルHDDとしては最大で約12時間の連続動画再生が可能。充電は専用のACアダプタとケーブルを使用。USB接続で利用する場合、HDD駆動はバスパワーで利用できるが、バッテリは充電されない。

 そのほかのコンテンツの参照は、Android 2.3以降、iOS6以降、Kindle向けに提供される無償専用アプリ「MiniStationAir2」を利用。動画、画像、音楽に分類されたライブラリ風の表示のほか、HDD上のフォルダ/ファイルをそのまま表示可能。さらに、Windows/Macからは、Windowsのファイル共有やSambaでのアクセスも可能。

 インターフェイスはUSB 3.0およびIEEE 802.11b/g/n無線LAN。無線LAN接続は最大8台まで対応。インターネット接続のブリッジ機能も備えており、クライアントデバイスから本製品で接続したままインターネットの利用も可能。無線LAN設定はQRコードやAOSSによる設定に対応する。

 本体サイズは84×145×18mm(幅×奥行き×高さ)、重量は265g。

本体上部にバッテリ充電用電源端子、USB 3.0、AOSSボタンを装備
右側面にモバイルバッテリとして使うための5V/1A出力のUSB端子を備える

(多和田 新也)