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Google、HaswellやBay Trail-Mを搭載するChromebook新製品群を発表
~Lenovo、ASUS、東芝ら7社より順次発売
(2014/5/7 12:48)
米Googleおよび米Intelは6日(現地時間)、Bay Trail-MベースのCeleronや第4世代Core i3を搭載するChromebookの新製品群を発表した。Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo、LG Electronics USA、東芝の各社より製品が提供される。
Bay Trail-MのCeleronを搭載するChromebookはLenovo、ASUS、Acerが発売を予定しており、最大で11時間のバッテリ駆動時間を実現するという。また、CeleronベースのChromebookはIEEE 802.11ac対応無線LANコントローラの搭載も可能になるとしている。
Lenovoは一般的なクラムシェル型の「N20 Chromebook」のほか、液晶部分が回転する“Flex”スタイルの「N20p Chromebook」を発表。いずれも1,366×768ドット表示対応の11.6型液晶を搭載。厚みは17.9mmで、重量は1.4kg以下。N20pの液晶は300度回転し、ラップトップモードとスタンドモードで利用できる。発売時期と価格は前者が7月に279ドルから、後者が8月に329ドルから。
また、2014年1月に発表されたThinkPadブランドのChromebook「ThinkPad 11e Chromebook」および「ThinkPad YOGA 11e Chromebook」についてもCeleronを搭載することが明らかにされた。
このほか、ASUSが11.6型液晶搭載「C200」と13.3型液晶搭載「C300」が2014年夏に、Acerが2014年後半にBay Trail-M搭載製品を予定。さらに教育分野向けにIntelがリファレンスデザインを設計。これをベースにした製品も近い将来に発売されるとしている。
HaswellコアのCore i3を搭載する製品は、“高い性能を持つ新しいクラスのChromebook”という位置付けになるのが特徴。AcerとDellが発売を予定している。
Dellは、現在Celeron 2955Uを搭載して販売している「Dell Chromebook 11」にCore i3を搭載する追加モデルを投入することを発表。1,366×768ドット表示対応の11.6型液晶、メモリ2GB、SSD 16GBなどを搭載する。
Acerも既存の「C720 Chromebook」にCore i3搭載モデルの投入を予定。米国の新学期シーズン(9月)ごろの発売を予定。価格は349ドルから。
また、同じくHaswellベースのCeleronを搭載するHewlett-Packard(HP)から発表済みのセットトップボックス風のChrome OS搭載製品「Chromebox」が6月に米国で発売されることや、1月に米ラスベガスで開催されたInternational CESでLG Electronicsが披露した液晶一体型Chrome OS搭載製品「LG Chromebase」が、米国のAmazon、Fry'sなどで5月26日(現地時間)より349ドルで発売されることが明らかにされている。