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Intel、“グリス問題”を解消した新しい第4世代Coreプロセッサ

~Pentiumブランド20周年記念の倍率アンロック版も

3月19日(現地時間) 発表

 米Intelは19日(現地時間)、いわゆる“グリス問題”を解消した倍率アンロックの第4世代Coreプロセッサを2014年半ばに投入すると発表した。

 コードネーム「Devil's Canyon」と呼ばれる新しい第4世代Coreプロセッサで、ヒートスプレッダとダイの接合のTIM(Thermal Interface Material)性能を向上させ、オーバークロック性能を高めた。

 これまでIntelはTIMとしてグリスを採用していたが、これがオーバークロック時の熱のボトルネックとなることがあった。Deveil's Canyonではこれを改善したとしている。ただしソルダリングかどうかは明らかにされていない。

 このほか、パッケージの素材を一新し、次期Intel 9シリーズチップセットへの対応も謳われている。SKUやそのほかの詳細については正式製品発表時に公開する予定。

Pentium 20周年記念のアンロック版

 また、Pentiumブランド20周年を記念し、エントリー向けのPentiumシリーズでアンロック版を同じ時期に投入することも明らかにした。Quick Sync Videoや、Intel 8/9シリーズへの対応が謳われている。ただし現時点ではDevil's Canyonと同等のTIMになるかどうかは分からない。スペックなどの詳細も未公開となっている。

(劉 尭)