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Samsung、big.LITTLE 8コアの「Exynos 5」搭載Chromebook

~デザインはGALAXY Note 3譲り

「Chromebook 2」
3月3日(現地時間)発表

 米Samsung Electronics Americaは3日(現地時間)、11.6型および13.3型のChrome OS搭載のノートPC「Chromebook 2」を発表した。4月より出荷開始し、実売価格は11.6型が319.99ドル前後、13.3型が399.99ドル前後。

 Chromebookは、Googleが提供するChrome OSを採用するノートPCで、主に教育市場向け。OSのコア部分はブラウザのChromeとなっており、Google製を初めとするWebアプリケーションを動かすことができる。Windows PCと比べ、機能を簡素化した分、Chromebook 2ではスリープからの復帰が1秒以内、コールドブートも10秒以内と高速性を売りとする。

 初代のChromebookは、x86プラットフォームだったが、新製品は自社開発のbig.LITTLEアーキテクチャ採用ARM SoCである「Exynos 5 Octa」を採用。4基のbigコア(ARM Cortex-A15コア)と、4基のLITTLEコア(ARM Cortex-7コア)を負荷に応じて切り換えるクアッドコアSoCとなる。

 このほかの特徴としては、天板デザインが同社のスマートフォン「GALAXY Note 3」譲りのスティッチの入ったものになったほか、データ管理の「Air Droid Premium」、タスク管理の「Wunderlist Pro」など100ドル分以上のアプリが付属。また、学校などで集中管理するためのWebベースコンソールを1端末あたり30ドルで提供する。

 11.6型の主な仕様は、Exynos 5 Octa(1.9GHz)、メモリ4GB、ストレージ16GB、1,366×768ドット表示対応11.6型液晶を搭載。

 13.3型の主な仕様は、Exynos 5 Octa(2.1GHz)、メモリ4GB、ストレージ16GB、1,920×1,080ドット表示対応13.3型液晶を搭載。

 主なインターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0、USB 2.0、HDMI出力、microSDカードスロット、720p Webカメラ、音声入出力などを装備。リリースでは、無線LANについて記載がないが、何かしらを標準搭載するものと思われる。

 本体サイズ、重量、バッテリ駆動時間は、11.6型が約289.5×204.7×16.8mm(幅×奥行き×高さ)/1.1kg/8時間、13.3型が約323.1×223.5×16.5mm(同)/1.4kg/8.5時間。

(若杉 紀彦)