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今度はSurface Pro 2 512GB版の量販店向け出荷が停止
~2月1日から第1世代Surface Proの特別価格キャンペーン開始
(2014/2/3 06:00)
日本マイクロソフトが、量販店向け「Surface Pro 2」512GB版の新規出荷を、1月24日から停止していることが分かった。その一方で、2月1日からは、旧世代となる「Surface Pro」の128GB版および256GB版を特別価格で販売するキャンペーンを実施することも明らかになった。
Surfaceの出荷停止措置は、今回が初めてではない。すでに2013年12月には、量販店向けへの「Surface Pro 2」の256GB版の出荷を停止しているほか、2014年1月17日には、法人向け「Surface 2」の32GB版および64GB版の新規受注を停止している。
今回、量販店向けにSurface Pro 2の512GB版を出荷停止とすることで、合計で4モデルの出荷が停止されていることになる。結果として、法人向けでは4モデルのうち2モデルが、量販店向けには5モデルのうち2モデルが出荷を停止している格好だ。いずれも2014年3月末までの措置となる。
出荷停止措置の背景には、生産数量の見誤りがある。
第1世代のSurfaceでは、2013年4~6月期の米国本社決算において、「Surface RT」の在庫調整費用として9億ドルを計上するなど、過剰在庫に悩まされた経緯がある。そのため、第2世代Surfaceでは、生産数量を絞り込んでいた模様だ。
だが、先ごろ発表した2013年10~12月期決算では、Surfaceの販売台数が、2013年7~9月に比べて倍増しているなど、Surfaceの販売数量が拡大。これが品薄に拍車をかけることになった。出荷停止措置は世界規模で行なわれているもので、日本では、安定的な供給体制の確立に向けて、量販店向けにはSurface 2の供給量を厚めに設定。法人向け市場にはSurface Pro 2を中心に供給するという措置をとった格好だ。
一方で、日本マイクロソフトでは、第1世代のSurface Proを特別価格で販売するキャンペーンを、2月1日から開始する。
対象となるのは、Surface Pro 128GB版と、Surface Pro 256GB版。Surface Pro 128GB版は、従来の89,800円の販売価格を79,800円、Surface Pro 256GB版は、109,800円の販売価格を89,800円とする。Surface Pro 256GB版は、2013年12月31日まで99,800円の特別価格で販売していたが、今回の価格はそれを下回ることになる。
キャンペーン期間は、2月1日~3月31日まで。量販店では、第2世代のSurface Proの供給量が少ないため、第1世代の製品を併売することで需要に対応する考えだ。