ニュース

2013年第3四半期の国内PC出荷は6四半期ぶりのプラス成長、IDC調べ

11月11日 発表

 IDC Japan株式会社は11日、2013年第3四半期(7~9月期)の国内PC出荷実績を発表した。これによると、ビジネス市場での出荷が好調で、6四半期ぶりにプラス成長へ転じた。

 出荷台数は家庭向けPCが120万台で前年同期比24.6%減となったのに対し、ビジネス市場では同21.3%増の259万台で、合計では同1.7%増の379万台となった。Windows XPサポート終了に伴う買い替え需要が旺盛なビジネス市場が、家庭市場のマイナス分を補い、2012年第1四半期(1~3月期)以来、6四半期ぶりのプラス成長を見せた。

 ベンダー別では、対前年成長率では0.8%減となったもののビジネス市場で伸びたNECレノボグループが26.4%でシェアトップ。以下、富士通が20%、HPが11.1%、東芝が11%、デルが10.7%と続く。デルはビジネス市場で前年同期比43.7%、全体で33.8%増と高い成長率を見せている。

2013年第3四半期国内PC出荷台数(出展:IDC Japan)

(多和田 新也)