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ジャパンディスプレイ、タブレット向け8.9型WQXGA液晶を量産開始

~7型WUXGAも量産出荷済みに

10月2日 発表

 株式会社ジャパンディスプレイは2日、2,560×1,600ドット(WQXGA)表示に対応したタブレット向け8.9型液晶モジュールの量産出荷を開始したと発表。また、6月より1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応7型液晶モジュールも量産を開始していることを併せて発表した。

 いずれも、低温ポリシリコン技術を用いており、従来のa-Si液晶モジュールに比べ、ディスプレイ駆動電力を70~80%低減。同社独自の高透過率画素設計によりバックライト駆動電力も4割低減し、液晶モジュールとしての電力は40~50%削減した。また、a-Si液晶モジュールに対し、額縁面積も約3割削減しており、端末をスリム化できる。

 7型、8.9型共通で、コントラスト比は1,200:1、視野角は上下/左右とも160度以上、色再現性はNTSC比72%。7型は精細度が323ppi、外形寸法が98.70×160.80×1.98mm(幅×奥行き×高さ)、額縁寸法が上1.4mm/左右1.4mm/下6.8mm、消費電力が1,250mW。8.9型は精細度が339ppi、外形寸法が200.30×132.10×1.82mm(同)、額縁寸法が上2.0mm/左右2.8mm/下7.6mm、消費電力が2,320mW。

(若杉 紀彦)