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レノボ、第4世代Coreにアップデートした「ThinkCentre」シリーズ

ThinkCentre Tiny
7月17日より順次発売

 レノボ・ジャパン株式会社は、デスクトップPC「ThinkCentre」シリーズをアップデートし、7月17日より順次発売する。

 新製品はゴルフボール4個幅のコンパクトPC「ThinkCentre M93p Tiny」、スリムケースの「ThinkCentre M93p SFF Pro」、23型液晶一体型の「ThinkCentre M93z All-In-One」の3機種。いずれもIntelの第4世代Coreプロセッサに刷新し、さまざまな改良を施している。

ThinkCentre M93p Tiny

 ThinkCentre M93p Tinyは、コンパクトな筐体を継承しつつ、プラットフォーム刷新と使い勝手の面で強化を図った。

 筐体は、米国軍用規格の落下衝撃/防塵/振動などの8項目に適合。冷却については、これまでBIOS設定で静音性重視のモードと冷却性能を高めるモードの2つを選べたが、新たにファン速度を最大化するモードを追加。通気の良くない環境での安定性を高められる。

 利便性の面では、キーボードから電源をオンにする機能を追加。背面のキーボードマークのあるUSBポートに繋いだキーボードから、Altキー+Pのショートカットで電源を入れられる。前面の音声入出力は、ヘッドセット+マイク用のコンボジャックと、マイク用単独のジャックを備え、従来型のヘッドセットにも対応させた。

 背面の交換可能な「オプショナル・ポート」には、これまでのDisplayPort、USB 2.0、シリアルポート、無線LANアンテナに加えて、HDMI出力を追加。また、無線LANはvPro対応IEEE 802.11a/b/g/n+Bluetooth、IEEE 802.11acも追加になった。拡張ボックスはセカンドHDDの容量500GB/1TB、USB 2.0やPS/2、シリアルポートを追加できるI/O Boxも用意した。液晶ディスプレイとの一体化は、ThinkVisionシリーズの多くで対応した。

縦置き時
拡張ボックスのDVD搭載時
液晶ディスプレイ背面装着時

 基本構成の「10AA001FJP」は、Core i5-4570T(2.90GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(最大16GB)、ハイブリッドHDD 500GB(NAND 8GB)、Intel Q87 Expressチップセット、Windows 8 Pro 64bitを搭載し、価格は117,600円。

 インターフェイスはUSB 3.0×5(1つは電源オフ充電対応)、USB 2.0、Gigabit Ethernet、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを装備。TPMセキュリティチップを内蔵する。

 本体サイズは182×179×34.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は最大構成で1.25kg。

ThinkCentre M93p SFF Pro

ThinkCentre SFF

 ThinkCentre M93p SFF Proは、プラットフォーム刷新のほか、IEEE 802.11acや、ハイブリッドHDDなどのメニューを追加。PCIスロット(LowProfile)も備える。

 基本構成の「10A90014JP」は、Core i5-4570(3.20GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(最大32GB)、HDD 500GB、Intel Q87 Expressチップセット、DVD-ROMドライブ、Windows 8 Pro 64bitを搭載し、価格は117,600円。

 インターフェイスはUSB 3.0×6、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、DisplayPort×2、ミニD-Sub15ピン、シリアルポート、音声入出力などを装備。拡張スロットはいずれもLowProfileで、PCI Express x16×2(1つは4レーン接続)、PCI Express x1、PCIを備える。

 本体サイズは102×375×338mm(同)、重量は最大構成で7.8kg。

ThinkCentre M93z All-In-One

 ThinkCentre M93z All-In-Oneは、プラットフォームの更新に加え、タッチモデルがWindows 8認証の10点タッチに対応した。表面処理は非光沢。このほか、ハイブリッドHDDモデルやWi-Fi Direct対応などの機能強化を行なった。筐体は従来と同様に、スタンドタイプとフォトフレームタイプの2種類がある。

ThinkCentre All-In-One スタンドタイプ
ThinkCentre All-In-One フォトフレームタイプ

 基本構成の「10AE000UJP」は、Core i5-4570S(2.90GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(最大16GB)、HDD 500GB、Intel Q87 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応23型IPS液晶、Windows 7 Professional(Windows 8 Proダウングレード)を搭載し、価格は158,550円。

 インターフェイスはUSB 3.0×6(1つは電源オフ充電対応)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、カードリーダ、シリアルポート、200万画素カメラ、音声入出力などを備える。

 本体サイズは568×247×439mm(同)、重量は最大構成で11.68kg。

(山田 幸治)