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東芝、7mm厚のNANDフラッシュ搭載ハイブリッドHDD

~Ultrabookの要求仕様に準拠

MQ01ABF032H
6月28日 サンプル出荷

 株式会社東芝は、2.5インチ/7mm厚のNANDフラッシュ搭載ハイブリッドHDD「MQ01ABF050H」(容量500GB)、「MQ01ABF032H」(320GB)を製品化し、6月28日よりサンプル出荷する。

 1プラッタ構成とすることで7mmの薄さを実現し、NANDフラッシュをキャッシュメモリとして利用することで、大容量と高速性を両立した。SLCタイプのNANDフラッシュと独自のキャッシングアルゴリズムの採用により、高い頻度で要求されるデータをフラッシュメモリに優先的に保持する。

 これにより、従来のHDDと比較してPCMark Vantageのスコアで約4倍(5,000→20,000)の高速化を実現。Ultrabookのストレージデバイスに対するパフォーマンス要求仕様を上回った。

 このほか、SATA 6Gbpsインターフェイスの採用、175機種の既存PCシステムでの動作確認を行なった。環境面では、塩素および臭素、アンチモン濃度を基準値以下に管理し、ハロゲンフリー、アンチモンフリーを実現している。

 主な仕様は、回転速度が5,400rpm、プラッタ枚数が1枚、ヘッドが2基、平均シークタイムが12ms、NANDメモリサイズが8GiB。騒音はアイドル時で19dB、シーク時で21dB、耐衝撃性は動作時が400G(2ms)、非動作時が900G(1ms)。

 本体サイズは69.85×100×7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は90g。

(劉 尭)