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GIGABYTE、BIOS/ソフトを一新したIntel 8シリーズマザーボード
(2013/6/2 00:01)
GIGABYTEは、Intel 8シリーズチップセットを搭載したマザーボード15モデルを6月2日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。
新製品はいずれもソフトウェアを中心とした改良が最大のトピック。BIOSは従来の「CLASSIC」モードに加えて、「Dashboard」モードと呼ばれる新しいUIを搭載、好みの設定項目を常時表示したり、温度や電圧などシステムの状況をリアルタイムに監視できるようになった。
Windows上のユーティリティは、機能別でこれまで数種類用意され煩雑だったが、新たに「APP Center」と呼ばれるユーティリティに統合され、オーバークロックの操作から各種機能のオン/オフなどを一元管理できるようになった。
ハードウェアは新たに独自規格「Ultra Durable 5+」を策定。VRM部ヒートシンクの改良による冷却性の向上、IR(International Rectifier、元CHiL)製デジタルPWMチップによるレスポンス性能の向上、独自のデュアルBIOS機構による安全性、そして最低6ポート以上のUSB 3.0ポートによる利便性を謳っている。
また、一部モデルでは金メッキのCPUソケット、長寿命のブラック固体コンデンサ、独立したサウンド回路などを搭載する。
ラインナップおよび店頭予想価格は下表の通り。
製品名 | メモリスロット数 | チップセット | フォームファクタ | 店頭予想価格(前後) | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|
一般向け | |||||
GA-Z87X-UD5H | 4 | Z87 | ATX | 29,000円 | 6月2日 |
GA-Z87X-UD4H | 4 | Z87 | ATX | 25,000円 | 6月2日 |
GA-Z87X-UD3H | 4 | Z87 | ATX | 22,000円 | 6月2日 |
GA-Z87X-D3H | 4 | Z87 | ATX | 19,000円 | 6月2日 |
GA-Z87MX-D3H | 4 | Z87 | microATX | 17,000円 | 6月2日 |
GA-Z87M-D3H | 4 | Z87 | microATX | 15,000円 | 6月2日 |
GA-Z87N-WIFI | 2 | Z87 | Mini-ITX | 16,000円 | 6月2日 |
GA-H87-D3H | 4 | H87 | ATX | 14,000円 | 6月2日 |
GA-H87M-D3H | 4 | H87 | microATX | 12,000円 | 6月2日 |
GA-H87N-WIFI | 2 | H87 | Mini-ITX | 14,000円 | 6月2日 |
GA-B85M-D3H | 4 | B85 | microATX | 9,500円 | 6月2日 |
オーバークロック向け | |||||
GA-Z87X-OC FORCE | 4 | Z87 | Extended ATX | 49,980円 | 6月2日 |
GA-Z87X-OC | 4 | Z87 | Extended ATX | 26,000円 | 6月2日 |
ゲーマー向け | |||||
G1.SNIPER 5 | 4 | Z87 | ATX | 45,000円 | 6月2日 |
G1.SNIPER M5 | 4 | Z87 | microATX | 28,000円 | 6月2日 |
写真で見るGA-Z87X-OCとG1.SNIPER 5
製品発売に先立って、「GA-Z87X-OC」と「G1.SNIPER 5」を入手したので、写真を中心にお届けする。
GA-Z87X-OCはOCモデルらしく、テスター接続用端子や、オンボードのオーバークロック用スイッチなどが特徴的。またオーバークロックモデルであるもののPCIスロットの装備が特徴的で、ある程度の常用も見込んでいることがわかる。電源部はコンパクトで、これだけの機能を標準のATXフォームファクタに押し込んだのは評価に値する。
G1.SNIPER 5は上位モデルにふさわしく非常に豊富な付属品が特徴的。また、オンボードサウンドは電気信号が分離したPCBカットを採用し、コンデンサにもこだわっている。最大の特徴はオンボードサウンドながらオペアンプが交換できる点で、標準でBURR-BROWN(TI)製の「OPA2134PA」を装備し、交換用としてナショナルセミコンダクタ製の「LM4562NA」が付属する。2回路入りオペアンプであれば、ユーザーが別のものに変更して音の変化を楽しむことができるようになっている。