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ラトック、USB 3.0/eSATA対応のリムーバブルRAIDケース
~液晶付き交換トレイの5個セットモデルも
(2013/1/31 16:45)
ラトックシステム株式会社は、ハードウェアRAIDコントローラ搭載の外付けRAIDケース「SA3-DK5-EU3R」を2月下旬に発売する。価格は54,600円。
インターフェイスにUSB 3.0とeSATAを備える、5台のHDD/SSDを搭載可能なRAIDケース。RAIDコントローラにJMicronのJMB393を搭載する。RAID 0/1/3/5/10の各RAIDレベルのほか、3台以上のHDDに同じ内容を書き込むCloneモード、異なる容量のHDD/SSDを含めて全てのストレージを1つのボリュームとして認識するLargeモード、各ドライブを独立して認識するスタンダードモードに対応。eSATAのポートマルチプライヤ接続の場合には、異なるRAIDレベルのボリュームを複数作成することもできる。
RAID 5に設定した場合の実効性能は、Windows 7/eSATA環境下でリード246.6MB/sec、ライト237.8MB/sec。Windows 7/USB 3.0環境下ではリード176.5MB/sec、ライト181MB/sec。Mac OS X10.8.2/USB 3.0環境下ではリード177.8MB/sec、ライト195.3MB/sec。
RAIDの設定は本体のDIPスイッチのほか、付属の管理ソフト「RATOC H/W RAID Manager」でも行なえる。管理ソフトはS.M.A.R.T.情報やイベントログの取得、リビルド優先度やシステムスタンバイ時間の設定などにも対応している。
各ドライブはトレイ式で、ホットスワップにも対応。交換用トレイは同社の「REX-SATA」シリーズと互換。2.5インチHDD/SSDもマウンタなしで取り付けられるようになっている。
本体サイズは178×417×278mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約8.8kg(トレイ含む)。本体はアルミ製で、80mm角ファンを搭載。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/Server 2008、Mac OS X 10.4以降。
また、表面に液晶ディスプレイを搭載した交換用トレイの5個セットモデル「SAM-TR1-BK」の5個セットモデルも、同じく2月下旬に発売される。価格は19,950円。
REX-SATA Mで利用した場合に、HDDの空き容量や型番などを表示可能な液晶ディスプレイを搭載。管理ソフトの「液晶表示マネージャー」で表示内容を設定する。トレイ側にメモリを内蔵しているので、トレイを取り外したあとも表示が可能。
ほかのREX-SATAシリーズ各製品や、先述のSA3-DK5-EU3Rでも利用は可能だが、液晶ディスプレイ表示内容の更新には非対応。