クリエイティブメディア株式会社は、サウンドプロセッサ「Core3D」を採用したサウンドカード「PCIe Sound Blaster Z」シリーズ3製品を国内で10月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。対応OSはWindows 7/8。
本社が8月に発表した製品で、国内での販売時期が正式に決定した。主立った特徴は以前発表した通り、サウンドプロセッサに「Core3D」を採用し、ディスクリートDACの搭載により従来のRecon3DシリーズからSN比を改善。また、高音質化「THX TruStudio PRO」が「SBX Pro Studio」にリブランドされた。
全チャンネル24bit/96kHzの出力に加え、新たに24bit/192kHz出力をサポートするが、このモードを利用するときは2chステレオに限定され、SBX Pro Studioなどの各種エフェクトが利用できなくなる。このほか、光出力ではAC-3/DTSのパススルー、Dolby Digital Live/DTS Connectのエンコード出力が可能。
最上位の「Sound Blaster ZxR」は、シリーズ唯一の専用基板を採用したモデルで、2013年1月頃発売予定。直販価格は19,800円。高性能DACを採用し実測124dBのSN比を実現したほか、オーディオ用コンデンサを採用。また、現在発売中の「X-Fi Titanium HD」と同様、交換可能なオペアンプソケットを装備する(交換は無保証)。
別基板「DBPro」によるRCA/光の音声入力をサポートし、SN比は実測で120dBを実現。DBPro側にもCore3Dチップを搭載し、メインのカードとはデジタル信号でやりとりを行なう。さらに、ヘッドフォン出力とマイク入力を備え、デュアルマイクアレイとを内蔵した外付け入力ユニット「Audio Control Module」(ACM)、高品質なステレオケーブル、光ケーブル、音楽編集/管理ソフトウェア「Media Toolbox」フル版が付属する。
中位の「Sound Blaster Zx」は小型基板を採用し、アナログ音声入出力がすべてミニジャックタイプとなる。SN比は実測116dB。ACMやステレオケーブル、光ケーブル、Media Toolboxフル版が添付する。12月頃発売予定で、直販価格は15,800円。
Sound Blaster Zx | Sound Blaster ZxR付属の高品質なステレオケーブル | Sound Blaster ZxR付属の光ケーブル |
下位の「Sound Blaster Z」は、ZxからACM、ステレオケーブル、光ケーブル、Media Toolboxのフル版を省き、高品質デュアルマイクアレイを添付したモデル。10月下旬発売で、価格は12,800円。
Sound Blaster Z | Sound Blaster Z付属のデュアルマイクアレイ |
新製品の発売に伴い、従来のRecon3Dの直販価格を12,800円から7,800円に値下げした。
(2012年 10月 12日)
[Reported by 劉 尭]