日本HP、Windows 8タブレットで使えるClover Trail搭載ハイブリッドPC

HP ENVY x2

2013年1月 発売予定

価格:未定



 日本ヒューレット・パッカード株式会社は12日、個人向けPCの2012年冬モデルとして、液晶部分とキーボード部分が着脱式のハイブリッドPC「HP ENVY x2」を発表した。

 今回から複雑になっていたブランド名の位置付けを変更。従来から続く「Pavilion」はシンプルさをベースに展開。「ENVY」については、高性能、Beats Audio、筐体素材、タッチ対応などの機能を持つ。さらに上に「Spectre」があり、先進コンセプトなどの特徴を持ったプレミアム製品という位置付けになった。

 ENVY x2は、クラムシェルの形状と、液晶側を外したタブレット状態の両方で使えるモバイルPC。プロセッサは「Clover Trail」こと、Atom Z2760(1.80GHz、2コア4スレッド、ビデオ機能内蔵)を搭載。OSはWindows 8で、プロセッサの仕様のため、メモリは2GB、OSは32bitとなる。ディスプレイはタッチ対応の11.6型IPS液晶。

 PCの機能は液晶側(タブレット)で実現しているが、キーボード側にバッテリや各種インターフェイスも装備。合体した状態ではクラムシェルのノートPCとして使用でき、ノートPCのように畳んで持ち運ぶことも可能。この状態でも厚さは18.9mmとなっている。タブレットのみの厚さは8.55mm。

 発売時期は2013年1月を予定。販売は直販で行ない、直販価格は未定だが、7万円前後になる見込み。主な仕様は、Atom Z2760、メモリ2GB(オンボード)、フラッシュストレージ64GB、1,366×768ドット表示対応11.6型タッチパネル液晶、Windows 8を搭載する。

 インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面200万画素/背面800万画素Webカメラ、microSDスロット、音声入出力などを装備。また、ENVYのブランド名を冠しており、Beats Audioスピーカーを内蔵する。キーボードドック側には、USB 2.0×2、HDMI出力、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約7.5時間。キーボードドックのバッテリを合わせると約14時間。

 本体サイズは303.9×193.6×8.55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は710g。キーボードドックとの合体時は、303.9×207.1×18.9mm(同)、1.41kg。

(2012年 10月 12日)

[Reported by 山田 幸治]