ルネサス、業界最小クラスのUSB 3.0 HubコントローラLSI
~Windows 8認定取得

μPD720210

2012年10月 量産開始
サンプル価格:300円/個



 ルネサス エレクトロニクス株式会社は、USB 3.0に対応した4ポートHubコントローラLSI「μPD720210」を2012年10月より量産開始する。サンプル価格は300円/個。

 9×9mmの小型QFM(Quad Flat No-Lead)パッケージを採用した、業界最小クラスの4ポートUSB 3.0 HubコントローラLSI。周辺部品に必要な3.3Vおよび1.05Vに降圧するレギュレータや、充電規格に対応するための部品も内蔵することで、必要周辺部品も含めた総実装面積においても業界最小クラスを実現し、省スペース化を実現できるという。

 USB 2.0 HubコントローラLSI「μPD720114」の実績で蓄積された接続性と省電力のノウハウをベースに、USB 3.0ホストコントローラLSI「μPD72020x」で培ったUSB 3.0技術を結実させた。μPD72020xと高い接続互換性で高性能と高信頼性を実現するという。

 新製品はMicrosoftからWindows 8ハードウェアの認定が与えられているほか、USBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)においても、公式USB 3.0 Hubの認証開始後、速やかに認証が取得できるよう準備しているという。

 また、周辺機器が未接続状態において電力を低減する技術や、省電力モード時のリーク電流を徹底的に抑制できるよう回路を設計し、省電力モード時の消費電力を5mW、USB 3.0動作時でも約350mWに抑えた。

 このほか、ベンダーIDやプロダクトID、ファームウェアなどを保存できる外付けROM、外部へのクロック出力(24/12MHz)などをサポートする。

(2012年 9月 10日)

[Reported by 劉 尭]