UltrabookでNEC、東芝、富士通がしのぎを削る
〜「LaVie Z」が早くも品薄に

LaVie Z



 Ultrabook分野において、国内3社がしのぎを削っている。

 BCNの調査によると、8月27日〜9月2日までのUltrabook分野におけるメーカー別シェアは、NECパーソナルコンピュータが20.1%のシェアを獲得して首位を奪取。だが、2位の東芝は19.4%と拮抗。3位の富士通も18.3%と僅差につけている。国内PCメーカー3社が、Ultrabook市場をリードしている格好だ。

 4位には、日本エイサーが入り、シェアは16.3%。5位はASUSの12.6%となった。続いて、ソニーの8.7%、レノボ・ジャパンの2.9%となっている。

順位 メーカー名 台数シェア(%)
1 NEC 20.1
2 東芝 19.4
3 富士通 18.3
4 日本エイサー 16.3
5 ASUS 12.6
6 ソニー 8.7
7 レノボ・ジャパン 2.9
- その他 1.7
2012年8月27日週(週次) Ultrabookメーカー別販売台数シェア
データ出典:BCN

 NECパーソナルコンピュータは、8月23日に「LaVie Z」を発売。これが機種別シェアでも1位に「LZ750/HS」、2位に「LZ550/HS」と、上位2つを独占した。

 LaVie Zは、マグネシウムリチウム合金を底面に採用することで、875gの軽量化を実現。モバイルユースでの利用を想定した製品として発表時点から注目を集めていた。13.3型液晶パネルを採用し、最厚部で14.9mmという薄さも実現している。

 NECの直販サイトでは、納品が9月下旬となっており、発売以来、品薄が続いている状況だ。

NECパーソナルコンピュータ米沢事業場で出荷前の検査が行なわれている様子 NECグリーンに所属するロンドンオリンピック水泳銅メダリストの立石諒選手もLaVie Zの軽さには驚いていた

 機種別シェアではLaVie Zに続き、3位に東芝の「dynabook R632」アルティメットシルバー(PR63228FMFS)、4位には「dynabook R632」シャンパンゴールド(PR63228FMFK)と色違いでランクイン。5位にはソニーの「VAIO Tシリーズ13」(SVT13119FJS)となった。

順位 メーカー名 品名 / 型番 台数シェア(%)
1 NEC LaVie Z / LZ750/HS 11.9
2 NEC LaVie Z / LZ550/HS 8.2
3 東芝 dynabook R632 アルティメットシルバー / PR63228FMFS 8.0
4 東芝 dynabook R632 シャンパンゴールド / PR63228FMFK 7.3
5 ソニー VAIO T / SVT13119FJS 5.4
6 富士通 FMV-LIFEBOOK UH サテンレッド / FMVU75HR 5.4
7 富士通 FMV-LIFEBOOK UH アルマイトシルバー / FMVU55HS 5.1
8 日本エイサー Aspire TimelineUltra M5 / M5-481T-H54Q 4.9
9 ASUS ZENBOOK UX31A / UX31A-R4256 4.4
10 富士通 FMV-LIFEBOOK UH アルマイトレッド / FMVU55HR 4.1
2012年8月27日週(週次) Ultrabook機種別販売台数構成比(上位10機種)
データ出典:BCN

 dynabook R632とVAIO Tは、日本市場において、最も人気が高まりそうなスペックを持ったUltrabookだといえる。

 dynabook R632は、13.3型の液晶ディスプレイを搭載し、重量は約1.12kg。Core i5-3317U(1.70GHz)を搭載するバランスの取れた構成となっており、まず、Ultrabookを入手したいというユーザーにとって適した製品だといえよう。

dynabook R632 アルティメットシルバー dynabook R632 シャンパンゴールド ソニー VAIO Tシリーズ13

 6位と7位には、それぞれ富士通の「LIFEBOOK UH」サテンレッド(FMVU75HR)および「LIFEBOOK UH」アルマイトシルバー(FMVU55HS)が入った。

 LIFEBOOK UHシリーズは、14型液晶ディスプレイを搭載。500GBのHDDを搭載したノートPCとしては世界最薄の15.6mmを実現。重量は1.44kgとしている。こちらは1台目のPCとしても利用できるというUltrabookと位置付けられよう。

LIFEBOOK UH サテンレッド LIFEBOOK UH アルマイトシルバー

 このように各社各様の製品仕様となっており、これが用途によって売り分けられているともいえそうだ。

 一方、BCNの調査によると、ノートPC全体に占めるUltrabookの割合は、8月27日〜9月2日の集計で5.7%とまだ低いが、8月13日〜19日の集計では3.9%、8月20日〜26日には5.0%となっていたことに比較すると、週を追うごとに構成比が上昇していることがわかる。

 また、平均単価をみると、スタンダードモバイルが76,300円、スタンダードノートが66,900円、ネットブックが28,700円であるのに対して、Ultrabookは91,900円と最も平均単価が高く、ノートPC市場全体の平均単価を押し上げる要因となっている。

(2012年 9月 7日)

[Reported by 大河原 克行]