4月19日(現地時間) 発表
米AMDは19日(現地時間)、2012年第1四半期(1月~3月期)の決算を発表した。これによると、売上高は前年比2%減の15億8,500万ドル、純損失は5億9,000万ドル、1株当たり損失は0.80ドルとなった。
今回の決算には、3月に発表されたGLOBALFOUNDRIESとのウェハ供給契約改定による特別損失が含まれる。この契約改定で、AMDの2012年四半期ごとの追加支払い義務を免除、AMDが所有していたGLOBALFOUNDRIESの株式をすべてGLOBALFOUNDRIESへ移行、特定の28nmプロセスAPUを製造する独占契約を放棄。3つ目の条件で4億2,500万ドルを現金で支払うことに合意し、非現金残余との合計7億300万ドルを特別損失として計上した。
コンピューティング部門は、売上高12億300万ドル、営業利益1億2,400万ドル。グラフィックス部門は、売上高3億8,200万ドル、営業利益3,400万ドル。
第2四半期は、ワット性能が現行の2倍という新しいA-Series APU「Trinity」、Brazos後継プラットフォーム「Brazos 2.0」を採用した製品が登場する見込み。
(2012年 4月 20日)
[Reported by 山田 幸治]