AMD、2011年決算は売上/利益とも横ばい

1月24日(現地時間)発表



 米AMDは24日(現地時間)、2011年第4四半期および通期決算を発表した。

 第4四半期の売上高は16億9,000万ドル、営業利益は7,100万ドル、純損失は1億7,700万ドル、1株あたり損失は0.24ドル、通年では売上高65億7,000万ドル、営業利益3億6,800万ドル、純利益4億9,100万ドル、1株当たり利益0.66ドルとなった。

 2010年第4四半期の売上高は16億5,000万ドル、営業利益は4億1,300万ドル、純利益は3億7,500万ドル、通期の売上高は64億9,000万ドル、営業利益は8億4,800万ドル、純利益は4億7,100万ドル。2011年第4四半期で損失を出しているのは、GLOBALFOUNDRIESに対する投資2億900万ドル、リストラ費用9,800万ドルなどを計上しているためで、通年の比較では売上高、純利益ともほぼ横ばいだった。

 CPUを取り扱うComputing Solutions部門は、CPUの平均単価に変化はなかったが、モバイルプロセッサの好調が牽引し、売上高が前年比で7%伸びた。一方、GPUを取り扱うGraphics部門は、単価こそ上がったものの、デスクトップ向けが伸び悩み、前年比で10%落ち込んだ。

(2012年 1月 25日)

[Reported by 若杉 紀彦]