ワコム、無線化が可能になったペンタブレット「Bamboo」

Bamboo(Small)

10月3日 発売
価格:オープンプライス



 株式会社ワコムは、ペンと指のどちらでも操作できるタブレット「Bamboo」シリーズの新モデルを10月3日より発売する。価格はオープンプライス。

 大まなかなハードウェアの仕様は、2009年発売のモデルを踏襲するが、これまで2点だったマルチタッチが4点に強化。標準で3指/4指でのジェスチャーによる操作が可能。また、タッチ可能なエリアが、ペン入力エリアと同じ範囲に広がった。

 大きな変更点として、オプションのワイヤレスキット(3,675円)により、無線化が可能になった(Bamboo Penを除く)。ワイヤレスキットにはBamboo用とPC用のUSBアダプタが入っており、Bamboo用は本体内部に内蔵可能。これにより、約8時間のバッテリ駆動が可能となる。あわせて、USBケーブルは着脱可能になっている。

 また、ペンのラバー加工により持ちやすさを向上したほか、全モデルにインク機能がより使いやすい専用版Evernoteが付属(Windowsのみ、要ダウンロード)するなど、付属アプリケーションも改善している。

 タッチ入力の読み取り方式は静電結合方式(検出は5点まで)。ペン入力の読み取り方式は電磁誘導方式で、分解能は0.01mm、精度は±0.5mm、速度は最高133ポイント/sec、読み取り可能高さは7mm、筆圧レベルは1,024。

 ラインナップと直販価格は、ペン入力のみに対応する「Bamboo Pen」が7,980円、標準モデルの「Bamboo」のSmallが10,980円、Mediumが17,980円、BambooにPhotoshop Elements 9、Painter Essentials 4、水彩LITE、Photo Creator for Wacom、LoiLo Scope for Wacomを添付した「Bamboo Fun」はSmallが12,980円、Mediumが19,980円、BambooにPixiaフルセット版、IllustStduioMini、ComicStudioMini、水彩LITEを添付した「Bamboo Comic」はSmallが11,980円、Mediumが18,980円。

 対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5.8以降。本体サイズと重量はSmallが約278×176×9.8mm(幅×奥行き×高さ)/約420g(USBケーブル除く)、Mediumが約351.7×209×9.8mm(同)/約640g(同)。BambooとBamboo Penはブラックのみで、Bamboo FunとBamboo ComicのSmallはブラック、ホワイト、ピンクの3色、Mediumはブラックとホワイトの2色を用意する。

SmallのブラックSmallのピンクSmallのホワイト
MediumのブラックMediumのホワイト

(2011年 9月 27日)

[Reported by 若杉 紀彦]