NEC、日本語キーボードの7型Android端末「LifeTouch NOTE」

LifeTouch NOTE

3月10日より順次発売

価格:オープンプライス



 NECは、7型ワイド液晶を搭載するAndroid端末「LifeTouch NOTE」シリーズを3月10日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 ストレージ容量、通信機能の違いで3モデルを用意。フラッシュメモリ8GBとSDHCカード8GB付属の「LT-NA75W/1A」、フラッシュ2GB+SDカード2GBの「LT-NA70W/1A」、FOMAハイスピード対応でフラッシュ8GB+SDHCカード8GBの「LT-NA75F/1A」で、店頭予想価格は順に、45,000円前後、40,000円前後、55,000円前後の見込み。FOMAモデルの発売時期は4月下旬予定。

 本体色は内蔵フラッシュメモリ8GBの2モデルがピアノブラック、バーミリオンレッド、チョコレートブラウンの3色、フラッシュ2GBの下位モデルがピアノブラックのみ。

ピアノブラックバーミリオンレッドチョコレートブラウン

 NECのAndroid端末「LifeTouch」シリーズの個人向け製品。筐体はキーボードのあるクラムシェルタイプで、文字入力に適したハードウェアとソフトウェアを搭載した。プロセッサはNVIDIAのTegra 250 1GHz(2コア)、OSはAndroid 2.2、ディスプレイは800×480ドット(WVGA)表示対応のタッチパネル式7型ワイド液晶を搭載。また、スペースキー下部にポインティングデバイスを備える。

 キーピッチ16.8mm、ストローク1.6mmの81キー日本語キーボードを装備。最上段のファンクションキー(F1~F10)の右側には「Menu」、「ホーム」といったAndroid専用キーを搭載。左側のCapsLockキーの位置にも「Menu」キーがある。左下のFnキー、Ctrlキーは機能入れ替えに対応。なお、筐体の幅の都合で右側のShiftキーが無く、「ろ」がカーソルキーの右側に配置されている。

 日本語入力システムは「ATOK for LifeTouch NOTE」を搭載。普段使っているPCのATOKユーザー辞書を出力して、LifeTouch NOTEに一括登録できる。独自エディター「ライフノート」では、入力したテキストや添付した写真を各社のブログサービスやmixi、EVERNOTEなどへ送信できる。フォントは日本語フォントの「FontAvenue」を採用した。

 このほか、ブラウザやギャラリーといった標準搭載アプリに加えて、Google認証を取得し(FOMAモデルは取得予定)、GMS(Google Mobile Service)アプリや、Androidマーケットを利用できる。NECビッグローブが運営する日本語サイト「andronavi」ではアプリ紹介のほか、マンガや写真集の紹介、電子書籍なども対応予定としている。

 通信機能は、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを標準搭載。FOMAハイスピード対応モデルは店頭で通常販売されるため、回線契約はドコモショップや携帯電話販売店で行なう。NTTドコモの端末ではないため、スマートフォン用の「spモード」や「ドコモマーケット」は利用できない。LifeTouch NOTEをルーターにするテザリング機能、Wi-Fiアクセスポイント対応携帯電話は対応する。

 このほか、200万画素カメラ、GPS、電子コンパス、加速度センサーを内蔵。インターフェイスはUSB 2.0(miniUSB)、SDHCカードスロット、ステレオヘッドフォンミニジャック(マイク/ライン出力兼用)を備える。スピーカーは0.5Wモノラル。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間はYouTube動画再生時で約7時間、ホームページ閲覧で約9時間。充電時間は約4時間。ACアダプタが付属する。

 本体サイズは234×138×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は699g。なお、FOMAモデルの駆動時間と重量は未定。

(2011年 2月 15日)

[Reported by 山田 幸治]