イー・モバイル、Android 2.2搭載で通話もできる「Pocket WiFi S」
〜価格は19,800円

新製品を紹介するイー・モバイルのエリック・ガン社長

2011年1月中旬 発売
価格:19,800円



 イー・モバイル株式会社は、Android 2.2を搭載し通話も可能なモバイルルーター「Pocket WiFi S (S31HW)」を2011年1月中旬より発売する。

 Pocket WiFi Sは、3G通信を複数のWi-Fi対応機器で共有し、通信するための機器。従来機種は、3Gデータ通信とルーター機能のみだったが、新製品はOSにAndroid 2.2を採用し、通話機能、カメラ機能、Webブラウザ、GPS機能などを搭載した。

 14日に行なわれた発表会では、同社代表取締役社長のエリック・ガン氏が新製品投入の経緯などについて説明した。

 既存のPocket WiFi(D25HW)は、データ通信端末として2009年12月から12カ月連続で販売台数1位を実現した。そんな人気製品ではあるが、機能面などでさらなる追加/改善を望む声があるのも事実。ガン氏によると、電話機能、カメラ機能、GPS機能、そしてより簡単にといった要望があったという。

 それを製品化したのが今回のPocket WiFi S。この「S」にはSimple & Smartという意味が込められている。後述する通り、液晶や新機能などを多数盛り込んでいるが、約48.6×95.5×14.1mm(幅×奥行き×高さ)、約80gという前機種から、約54.8×104×13.5mm(同)、約105gと、本体サイズ/重量は一回り大きい程度にとどめた。

 また、前機種において、購入者の25%が20代男性、31%が女性だったことから、ブルーおよびレッドのカラーリアカバーを同梱する。

 Simpleという点については、液晶をワンタッチするだけでルーター機能をオン/オフする独自ウィジェットを開発し、使いやすさ、わかりやすさに配慮した。

初代Pocket WiFiは絶好調 Pocket WiFi SのSはSimple & Smart 新旧製品の比較。新製品は縦横が1cm程度大きい
ウィジェットによりワンタッチでルーター機能をオン/オフできる 前機種の購入者は若い男女層が多いので、カラーリアカバーを標準で添付する

 新旧両製品を見比べて、もっともわかりやすい大きな違いは、カラー液晶ディスプレイの有無。そして、その画面には一般的なAndroid 2.2搭載スマートフォンとほぼ同等のものが表示されている。実際、Pocket WiFi Sの中身はスマートフォンそのもので、Wi-Fiテザリングによって、ルーター機能を実現している。

 同社ではこの製品をあくまでもデータ通信アダプタの1つと位置づけているものの、第三者が本製品をスマートフォンと位置づける可能性については認識しているという。

 本体の主な仕様は、CPUが前機種と同じQualcomm MSM7225、メモリはROMが512MB、RAMが256MB、液晶は240×320ドット表示対応2.8型静電容量式タッチスクリーン。通信機能は、HSPA/W-CDMA 1,700/2,100MHz、GSM 850/900/1,800/1,900MHz、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRで、3Gの通信速度は下りが最大7.2Mbps、上りが最大5.8Mbps。

 インターフェイスは、320万画素カメラ、microSDカードスロット、Micro USB 2.0、3.5mmオーディオジャック。バッテリ容量は1,200mAhで、連続待ち受け時間は約240時間、連続通信時間は約4時間、連続通話時間は約350分(いずれも3G)。

 Pocket WiFi機能は、無線LANがIEEE 802.11b/g、セキュリティはWPA2-PSK(AES)に対応。同時接続可能台数は5台。

Pocket WiFi S スマートフォンとしては小ぶりで、ポケットに入れてもさほど邪魔にならない 背面にカメラを装備
底面はUSBコネクタ 上面にオーディオジャックと電源ボタン 左側面に音量ボタン
右側面はボタン類は無し リリースには記載されてないが、センサーにより縦横を自動判別 実際のカラーリアカバー

 Pocket WiFi以外の単体の機能としては、カメラやWebブラウズのほか、Gmail、YouTube、Googleマップ(内蔵GPS対応)といったサービスが標準で利用可能。さらに、Androidマーケットからアプリケーションをダウンロード/追加できる。このあたりは、通常のスマートフォンと同じ。また、SMS、そして電話としての音声通話もできる。

 端末料金は一括支払いとなるベーシック契約の場合19,800円、分割支払いとなるシンプルにねん+アシスト400の場合240円。同社では、Android 2.2搭載国内端末として最安だとしている。

 月額料金は、ベーシック(にねん得割)のスマートプランが4,280円、スマートプランライトが280〜4,680円、シンプルにねん+アシスト400では、前者が4,980円、後者が980〜5,380円となる。音声通話は、従量制だが、基本料金は0円となっているので、通話しなければ課金されない。

 なお、SIMロックはかかっていないので、保証外となるが、理論上は他社のSIMカードを使うこともできる。

(2010年 12月 14日)

[Reported by 若杉 紀彦]