アップルは21日、一般ユーザー向けの映像/音楽ソフトウェアスイート「iLife '11」を発表した。新規購入のMacintosh全モデルに搭載される。
アップグレード用パッケージの価格は4,800円で、5台分のライセンスを含むファミリーパックは7,800円。iLife '11とMac OS X Snow Leopardを含む「Mac Box Set」は12,800円。
米Appleのスティーブ・ジョブズCEOは「iLifeは『デジタルライフ』のための世界で最高の統合アプリケーションとして広く認知されていますが、それがiLife '11でさらに素晴らしいものになりました。新しいiLifeでは、フォトブックやレタープレス(活版印刷)カードの作成、驚くような予告編ムービーをホームビデオを素材に作ってオンラインで公開、バンドサウンドのブラッシュアップ、ピアノやギターの独習といったことが、これまでよりいっそう簡単にできるようになりました」とリリースで述べている。
iLife '11の動作には、IntelプロセッサのMacintosh、Mac OS v10.6.3以降、1GB以上のメモリ、DVDドライブ、5GB以上のストレージ容量が必要とされる。
iLife '11画面例 | iPhoto '11のレタープレスカード例 | iPhoto '11と制作例 |
各ソフトウェアとも、ユーザーインターフェイスの改良と新機能が追加されている。iPhoto '11では、新しいフルスクリーンモードや、プロジェクトを一覧できる本棚機能の導入。iMovie '11では、ホームムービーからハリウッドスタイルの予告編が作成できる機能と、顔分析によるPeople Finder機能。GarageBand '11では録音内容の修正機能強化などが行なわれた。
(2010年 10月 21日)
[Reported by 伊達 浩二]