玄人志向は、拡張カード型のNASキット「KURO-Z/NAS-KIT」(クローゼットNASキット)を4月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4,800円前後の見込み。
PCI Express x1形状のNAS機能を持つボードとパワーコントロールユニットをセットにしたNASキット。マザーボードの空きPCIe x1スロットに装着して、PCとNASの機能を1台のケースに集約できる。キワモノシリーズに属する。
ボード上にSATAおよびPATA(40ピン)コネクタ、ブラケット部にEthernet、USB 2.0ポートを装備。電源はFDD用4ピンで供給する。サーバー機能として、Samba、FTP、DHCP、プリンタサーバーを備える。接続できるHDD/SSDは1台。サポートするファイルシステムはFAT32。
付属のパワーコントロールユニットは、NASとして常時稼働させながら、PCのマザーボード側の電源ON/OFFを制御するためのボード。電源ユニットのATXメイン用24ピンからパワーコントロールユニット、付属のパワーケーブル、マザーボードの順で接続して、+5VSB以外のマザーボードへの給電を止め、PC電源のON/OFFを制御する。ペリフェラルやSATA、FDDなどには常時給電されるため、NASは常時稼働できる仕組み。
ただし、マザーボードおよび内蔵GPU、拡張カード類、CPU給電用のATX12V4ピンが無い場合はCPUの電力を含めた合計を110W以下にする必要がある。また、マザーボード上にペリフェラル、FDD用4ピンなどを持つ製品に電源ユニットから接続するのは禁止としている。
(2010年 4月 1日)
[Reported by 山田 幸治]