株式会社アイ・オー・データ機器は、miniB-CASカードの採用で小型化した地上デジタルTV(地デジ)チューナを11月下旬に発売する。
PCI Express x1接続の内蔵型「GV-MVP/HS3」と、USB 2.0接続の外付け型「GV-MVP/HZ3」の2モデルを用意し、価格はいずれも14,280円。対応OSはWindows XP/Vista/7で、Windows 7は64bitに対応する。
地デジの視聴に必要なB-CASカードを、携帯電話のSIMカードとほぼ同サイズのminiB-CASカードに変更。カードの省スペース化で筐体も小型化された。チューナは地デジ(12セグ)、ワンセグの両方に対応し、地デジの受信感度が低下すると自動的にワンセグに切り替える機能を備える。
視聴/録画ソフトは「mAgicTV Digital」。録画は地デジのみ、ワンセグのみ、地デジ+ワンセグ同時の3通りを選択可能で、ワンセグ録画はそのままPSP(メモリースティックデュオ)へダビング可能。新機能として、録画番組の音声付き1.5倍再生をサポートした。
本体サイズと重量は、GV-MVP/HS3が約73×69mm(幅×高さ)、約45g。GV-MVP/HZ3が約86×52×29mm(幅×奥行き×高さ)、約56g。GV-MVP/HS3はLowProfile対応ブラケットが付属する。
GV-MVP/HZ3 | miniB-CASカード |
また、Windows 7のWindows Media Center専用の地デジチューナ外付けモデル「GV-MC7/HZ3」と、地上/BS/110度CSデジタル対応の外付けモデル「GV-MVP/VZ」を同時期に発売する。
GV-MC7/HZ3の価格は9,975円。Windows 7のHome Premium以上のエディションに搭載されているWindows Media Centerで動作する地デジチューナ。miniB-CASカードの採用により、GV-MVP/HV3とほぼ同じ小型の筐体となっている。
GV-MVP/VZの価格は16,485円。発売中の「GV-MVP/VS」(3波対応PCIe x1内蔵型)とほぼ同等の機能を持つUSB 2.0外付けモデル。対応OSはWindows XP/Vista/7。視聴ソフトはmAgicTV Digital。
GV-MC7/HZ3 | GV-MVP/VZ |
(2009年 11月 4日)
[Reported by 山田 幸治]