日本HP、1万円台からのインクジェット複合機4モデル

HP Photosmart Premium C309G

10月中旬より順次発売
価格:オープンプライス



 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、低価格な家庭向けインクジェット複合機「HP Photosmart」シリーズ4モデルを10月中旬より順次発売する。価格はオープンプライス。対応OSはWindows XP/Vista/7、およびMac OS X 10.4.4以降。

 新製品は、最下位モデルを除く3モデルに無線LANを搭載し、ネットワーク対応モデルを拡充させた。無線LAN機能はWPSをサポートし、対応ルーターを使用すればセキュリティ設定などを簡易化できる。

 また、全モデルがタッチ対応となっており、より直感的な操作が可能となった。液晶横のボタンをタッチセンサー式とし、同社ではこの部分を「マジックフレーム」と呼んでいる。上位2機種では液晶部もタッチ対応となっている。

 最上位モデルの「Premium C309G」は、シリーズで最大の3.45型液晶ディスプレイを搭載し、操作性を向上させたモデル。直販価格は21,840円で、発売は10月16日。

 オンラインフォトアルバムサービス「Snapfish」に直接接続し、内蔵カードリーダで読み取った画像をアップロードしたり、アルバムにある写真をダウンロードして印刷する機能を備える。

 プリンタ部の仕様は、印刷解像度が最高9,600×2,400dpi、インクがC/M/Y/K(顔料系/染料系が1個ずつ)の5色、印刷速度がカラー32ppm/モノクロ33ppm。自動両面印刷機能を搭載。対応用紙は最大A4までで、A4用紙とハガキなどを同時にセットできる2段トレーを採用する。給紙トレーの給紙枚数はメインが125枚、フォトが20枚。

 スキャナ部の主な仕様は、センサーがCIS、解像度が4,800×9,600dpi、出力階調がカラー24bit/モノクロ8bit。対応用紙は最大A4まで。SDカード/MMC/メモリースティック(Duo)/xD-Picture Card対応スロット、およびPictBridge対応USBポートを備え、ダイレクト印刷も可能。

 インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Ethernet、Bluetooth。本体サイズは452×473×199mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.5kg。

Plus B209AWireless B109NB109A

 中位の「Plus B209A」は、両面印刷を省き、インクを4色に減らしたモデル。発売は10月16日で、直販価格は15,960円。また、印刷解像度が最高4,800×1,200dpiに、液晶が2.4型に、印刷速度がカラー28ppm/モノクロ30ppmに、スキャナの解像度が1,200×2,400dpiになるなど、スペックダウンされている。

 インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g対応無線LAN。本体サイズは452×207×206mm(同)、重量は7.2kg。

 下位「Wireless B109N」は、B209からコンパクト化を図ったモデル。発売は12月初旬で、直販価格は12,810円。給紙トレイを折りたたみ式にすることで、非利用時の設置面積を抑えた。液晶が1.45型に変更されているほか、カードスロットはxD-Picture Card非対応となっている。また、PictBridgeも省いた。

 インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g対応無線LAN。本体サイズは452×302×188mm(同)、重量は6kg。

 最下位「B109A」は、B109NからさらにIEEE 802.11b/g対応無線LANを省いたモデル。発売は12月初旬で、直販価格は10,920円。そのほかの仕様はB109Nに準じる。

(2009年 9月 30日)

[Reported by 劉 尭]