ブラザー、無線LANモデルを充実させたインクジェット複合機
~SOHO向けレーザーラインナップも拡充

イメージキャラクターの小林麻央さん

9月下旬より順次発売
価格:オープンプライス



●ネットワークモデルを拡充した「MyMio」

 ブラザー工業株式会社は、インクジェット複合機「MyMio(マイミーオ)」シリーズを一新し、9月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

 新シリーズは7モデルが用意され、有線LAN搭載を5モデル、無線LAN搭載モデルを4モデルに拡大。ホームネットワークやノートPCでの利用に好適とした。また、印刷速度を2008年モデルのカラー33ppm/モノクロ27ppmから、それぞれ35ppm/28ppmに高速化した(最下位のDCP-390は従来通り)。

 印刷速度を除くプリンタ部の仕様は共通で、最大解像度が6,000×1,200dpi、インクがC/M/Y/Kの4色独立タイプ。対応用紙はA4~A6、L判、封筒、ハガキなど。スキャナ部は、解像度が1,200×2,400dpi、出力階調はカラー24bit/モノクロ8bit。

 ハイエンドの「MFC-935CDN」は、FAX/電話機能、Ethernet、無線LAN、5型タッチパネル液晶、15枚ADFなどを搭載し、子機1台が付属。店頭予想価格は45,000円前後の見込み。子機2台が付属する「935CDWN」の店頭予想価格は53,000円前後の見込み。本体サイズは460×375×180mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.5kg。

 935CDNからEthernet、無線LAN、ADFを省いた「MFC-735CD」の店頭予想価格は33,000円前後の見込み。子機2台モデル「MFC-735CDW」も用意され、店頭予想価格は41,000円前後の見込み。本体サイズは460×365×150mm(同)、重量は約7.7kg。

MFC-935CDNMFC-735CD

 スタンダードの「MFC-695CDN」は、FAX/電話機能、Ethernet、無線LAN、3.3型液晶などを搭載し、子機1台が付属。店頭予想価格は31,000円前後の見込み。子機2台が付属する「695CDWN」の店頭予想価格は39,000円前後の見込み。

 695CDNから有線/無線LANを省いた「MFC-675CD」の店頭予想価格は28,000円前後の見込み。子機2台付属モデル「MFC-675CDW」の店頭予想価格は36,000円前後の見込み。695CDN/675CDともに、本体サイズおよび重量は753CDに準じる。

MFC-695CDNMFC-675CD

 シンプル&コンパクトの「MFC-495CN」は、FAX、Ethernet、無線LAN、3.3型液晶、15枚ADFなどを搭載し、店頭予想価格は28,000円前後の見込み。本体サイズは390×375×180mm(同)、重量は約8.2kg。

 「DCP-595CN」は、495CNからFAX機能を省き、店頭予想価格は20,000円前後の見込み。本体サイズは495CNに準じ、重量は8.1kg。「DCP-390CN」は、595CNからさらに無線LAN、ADFを省き、店頭予想価格は17,000円前後の見込み。本体サイズは390×365×150mm(同)、重量は約7.2kg。

MFC-495CNDCP-595CNDCP-390CN

●「JUSTIO」シリーズも一新

 また、ビジネス向けの複合機/プリンタ「JUSTIO(ジャスティオ)」シリーズのラインナップも充実させ、10月上旬より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。

 A4カラー複合機/プリンタは4モデルが用意され、発売は11月上旬、A4モノクロレーザー複合機は2モデルが用意され、発売は10月上旬。

 カラーLEDプリンタのHL-3040CNは高さ250mm、同複合機のMFC-9120CNとDCP-9010CNは高さ401mmと、それぞれ国内最薄を謳っている。また、MFC-9450CDNとMFC-8890DWは20万枚出力の高耐久モデルとして位置づけている。

【9月7日訂正】記事初出時、 MFC-9120CN、DCP-9010CN、HL-3040CNをカラーレーザープリンタとしておりましたが、正しくはカラーLEDプリンタです。お詫びして訂正します。

 カラー複合機のMFC-9120CNとDCP-9010CN、カラープリンタのHL-3040CNのプリンタ部の仕様はほぼ共通で、解像度が600×600dpi(標準モード)または2,400dpi相当(きれいモード)、印刷速度が16ppm、対応用紙がA4~A5、レター、ハガキなど。耐久性は10万枚または5年間のいずれか早い方。

 カラー複合機のMFC-9120CN、DCP-9010CN、MFC-945CDNのスキャナ部は共通で、センサーがCIS、解像度が1,200×2,400dpi、出力階調はカラー24bit/モノクロ8bit。DCP-9010CNを除く2機種ではFAXに対応する。

 MFC-9120CNは、コピー、FAX、Ethernetに対応し、店頭予想価格は90,000円前後の見込み。本体サイズは428×491×401mm(同)、重量は約22.9kg。

 DCP-9010CNは、9120CNからFAX機能を省き、店頭予想価格は8万円前後の見込み。本体サイズは9120CNに準じる。

 HL-3040CNはスキャナを省いた単機能プリンタで、店頭予想価格は45,000円前後の見込み。本体サイズは409×466×250mm(同)、重量は19kg。

 MFC-9450CDNのプリンタ部の仕様は、解像度が600×600dpi(標準モード)、2,400dpi相当(きれいモード)、印刷速度が20ppm、対応用紙がA4~A5、はがきなど。耐久性は20万枚または5年間のいずれか早い方。9120CNの機能に加えて自動両面印刷に対応し、店頭予想価格は11万円前後の見込み。

MFC-9120CNDCP-9010CN
HL-3040CNMFC-9450CDN

 モノクロレーザー複合機のMFC-8380DNとMFC-8890DWのスキャナ部は共通で、センサーがCIS、解像度が600×2,400dpi、出力階調はカラー24bit/モノクロ8bit。2機種ともにコピー機能、FAX機能、自動両面印刷、自動両面スキャン、Ethernetを搭載する。MFC-8890DWではさらに無線LANに対応する。

 MFC-8380DNのプリンタ部の仕様は、解像度が1,200×1,200dpi、印刷速度が30ppm、対応用紙がA4~A6、はがき、レターなど。耐久性は10万枚または5年間のいずれか早い方。本体サイズは390×443×442mm(同)、重量は約15.7kg。

 MFC-8890DWのプリンタ部の主な仕様は、解像度が1,200×1,200dpi、印刷速度が30ppm、対応用紙がA4~A6、はがき、レターなど。耐久性は20万枚または5年間のいずれか早い方。本体サイズは531×451×475mm(同)、重量は約18.6kg。

MFC-8380DNMFC-8890DW

(2009年 9月 3日)

[Reported by 劉 尭]