日本HP、ネットブック「HP mini 110」を国内販売

HP mini 110

7月16日より順次発売

価格:オープンプライス



 日本ヒューレット・パッカード株式会社は、10.1型ネットブック「HP mini 110」を7月16日より順次発売する。直販価格は47,880円。

 5月に北京で発表された製品の国内モデル。海外モデルにあるBTOは無く、固定仕様での販売となる。前モデルの「HP mini 1000」からCPUやストレージなどを強化し、CPUはAtom N270(1.60GHz)からN280(1.66GHz)に変更。HDDモデルは1.8インチ(4,200rpm)から2.5インチ(5,400rpm)に、SSDモデルは容量は32GBで同じだが高速タイプになり、いずれも性能が向上している。

 インターフェイス類も見直し、USB 2.0を1ポート増やし3ポートに、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)を追加、カードリーダもSDカードのみの対応から5メディア対応となった。このほか、SSDモデルはわずかながら軽量化されている。

 直販モデル、店頭モデルでストレージや本体色が異なる。直販モデルはSSD 32GBで本体色はブラックの「漆黒」のみ、店頭モデルはHDD 160GBを搭載し、本体色は漆黒に加えて、ホワイトの「白磁」、ピンクの「淡紅藤(うすべにふじ)」の3色を揃える。デザインは漆黒、白磁が“uzu”でHP mini 1000と同じだが、淡紅藤は“canna”というカンナの花をモチーフにした新デザインとなっている。店頭モデルの発売時期は7月下旬、価格は直販と同等の見込み。

 それぞれにOffice Personal 2007の2年間ライセンス版プリインストールモデルも用意される。直販モデルの価格は57,960円。

漆黒白磁淡紅藤
※写真は英語キーボードですが、日本語キーボードを搭載します

 そのほかの仕様はほぼ共通で、CPUにAtom N280、メモリ1GB、Intel 945GSE Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、1,024×576ドット表示対応10.1型ワイド液晶、OSにWindows XP Home Editionを搭載。

 インターフェイスはUSB 2.0×3、IEEE 802.11b/g無線LAN、Ethernet、ミニD-Sub15ピン、SDカード/MMC/メモリースティック(PRO)/xD-Picture Card対応スロット、Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は直販モデルが約3.7時間、店頭モデルが約3.5時間。本体サイズは263×173×28~33mm(幅×奥行き×高さ)、重量は直販モデルが約1.06kg、店頭モデルが約1.15kg。

(2009年 7月 16日)

[Reported by 山田 幸治]