株式会社PFUは、小型のドキュメントスキャナ「ScanSnap S300」シリーズの付属ソフトウェアを強化し、6月6日に発売する。ハードウェアの仕様は従来通りで変更はない。
まず、Windows版セットモデルに付属していた、データ管理ソフト「楽2ライブラリ パーソナル Lite V4.0」が「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」となった。従来の機能限定版から、個人向けのフルバージョンに強化された。
また、2万台限定のキャンペーンとして、Windows対応モデルに「Adobe Acrobat 8 Standard」が同梱される。
価格はオープンプライス。直販価格は据え置きで、Windows対応の標準モデルの「ScanSnap S300」が29,800円。「楽2ライブラリ」が同梱されるセットモデルは33,800円。
Macintosh用の「ScanSnap S300M」には、上位機種のS1500Mに搭載されている名刺管理ソフト「CardMinder V1.0」が追加された。登録されたデータは、Macintoshのアドレスブックに自動登録され、iPodやiPhoneに転送できる。価格はオープンプライスで、直販価格は据え置きの29,800円。
ほか、PFUダイレクト直販で、「CardMinder」を単体販売する。価格は4,980円。対応機種はS510MとS300M。
ScanSnap S300シリーズは、低価格でポータブルなA4対応ドキュメントスキャナ。カラー両面同時読み取りやUSBポート2つを使ったバスパワー動作などの機能を備えており、ScanSnapシリーズのモバイル/エントリーモデルと位置づけられている。なお、上位機種のS1500シリーズと異なり、WindowsモデルとMacモデルは、それぞれ専用モデルとなっており、WindowsモデルにはMac用ソフトが、MacモデルにはWindows用ソフトが付属しない。
「楽2ライブラリ」管理画面。ファイルをバインダーイメージで管理する | 「楽2ライブラリ」閲覧画面。ページをめくるイメージで操作する |
ScanSnap S300M | 「CardMinder V1.0」操作画面。OS付属のアドレスブックと連動するため、名刺情報をiPod/iPhoneに転送もできる |
(2009年 6月 1日)
[Reported by 伊達 浩二]